DC映画『シャザム!』米国版予告編公開 ― 思春期変身ヒーロー・コメディ、ハイテンションで登場

ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、映画『シャザム!(原題:Shazam!)』の米国版予告編が、2018年7月21日(米国時間)、ポップカルチャーの祭典「San Diego Comic Con 2018」にて公開された。
『マン・オブ・スティール』(2013)に始まったDC映画ユニバースに新たに登場する本作の主人公ビリー・バットソンは、コミックにおいて、「シャザム!」という魔法の呪文を唱えると圧倒的な強さと知性、意志を誇る最強のスーパーヒーロー・シャザムに変身するという設定。しかし予告編を見るかぎり、この“見た目は大人”のヒーロー、本当に「圧倒的な強さと知性、意志」の持ち主なのか……?
両親のいない主人公ビリーは、これまで里親一家を渡り歩き、18歳にして新しい家族への仲間入りを果たす。「自分の面倒は自分で見られる」と言い切るビリーだったが、そこで親友となるフレディに出会うのだった。里親を指して「いい人に見えるだろ、でも信用するなよ。ここはマジでゲーム・オブ・スローンズの世界だから」というフレディを前に、ビリーがさっそく不安げな表情を浮かべると、エディは吹き出して「冗談だよ」と一言。
周囲から距離を置き、“自分の面倒は自分で見る”エディは、ある時いじめっ子をやっつけて地下鉄に逃げ込む。すると突然、「ビリー・バットソン。君を英雄に選んだ」との声が聞こえてくるのだった。電車を降りたビリーの前に現れたのは見知らぬ風景、そして白髪の魔法使い。言われるがまま「シャザム…」と唱えた彼は、屈強な肉体を持つスーパーヒーローに…!
コンクリートの柱を殴り、空を飛ぶ練習をし、街ゆく人の携帯電話を充電し、コンビニ強盗と対決し、ヴィランであるDr.サデウス・シヴァナとうっかり遭遇する。18歳のスーパーヒーロー(見た目は大人)は、まだまだ子ども、まだまだ思春期。ヒーローの能力を持て余しつつ、フレディと軽口を叩きながら、いったいどんな冒険を見せてくれるのか?
世界最重要アーティストの一人といって間違いない、ケンドリック・ラマーの楽曲「HUMBLE.」とともに展開する今回の予告編からは、本作が底抜けに明るい変身ヒーロー・コメディであることが伝わってくる。『ライト/オフ』(2016)や『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)などを手がけたホラー映画界の新鋭、デヴィッド・F・サンドバーグ監督による本作は、従来のDC映画ユニバース作品とは明らかに方向性が異なる“新機軸”。しかし幅広い層に愛されるニューヒーローになる予感は今から十分だ。
主人公の少年ビリー・バットソン役には、ドラマ「アンディ・マック」(2017-)に出演し、本作でのブレイクが期待されるアッシャー・エンジェル。変身後の“見た目は大人”シャザムは、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014)や『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のザッカリー・リーヴァイが演じる。ビリーの親友フレディ役には『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)でエディ役を演じたジャック・ディラン・グレイザーが起用された。
また、ヴィランのDr.サデウス・シヴァナ役は『キングスマン』シリーズのマーリン役などで知られるマーク・ストロング、ビリーに能力を授ける魔法使い役は、ドラマ「THIS IS US 36歳、これから」(2016-)の演技が高く評価されたロン・シーファス・ジョーンズが務める。
映画『シャザム!』は2019年4月5日に米国公開予定。
Source: Warner Bros.
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