「シー・ハルク」のマーベルジョーク、さすがにスタジオからNGを食らったことがあった

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」ではMCU作品やスーパーヒーローにまつわる自由奔放なジョークが際立っているが、流石にスタジオから「こういうのはダメ」という指示がなされたことがあったそうだ。
この記事には、「シー・ハルク:ザ・アトーニー」のネタバレが含まれています。
「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の第1話『普通レベルの怒り』では、主人公ジェニファー・ウォルターズが“キャプテン・アメリカ童貞説”を熱く語り、第2話『超人の訴訟』では、『インクレディブル・ハルク』(2008)のエドワード・ノートンからマーク・ラファロへ、ハルク/ブルース・バナー役がキャスティングし直されたことがネタにされていた。
「シー・ハルク」はMCUをイジるMCU作品として自虐的なユーモアで異彩を放っているが、やはり“越えてはいけない境界線”は存在していたようだ。米IGNのインタビューでジェシカ・ガオが、「スタジオが撤回させたジョークのほとんどは、私たちがマーベルをイジった時に、少し意地悪になりすぎた場合でした」と回答。行き過ぎたジョークは、流石にNGを食らったことがあったようだ。
続けてガオは、マーベル・スタジオの作品に対する新たなアプローチについても説明している。
「この番組がファンにとって安心できるものであり、またそうあるべきだと思うのは 、現在のマーベルは、これまで踏み入れたことのない分野にも進出しようという地点まで来ているということです。そしてスタジオは新しいことに挑戦し、過去に居心地が良かった場所の外にある領域へ進むことにオープンになっています。」
「シー・ハルク」はマーベル作品やキャラクターを積極的にイジるだけでなく、MCUで初めて第四の壁を破り新境地を開拓。マーベル・スタジオが新たな分野に踏み込むことを恐れていないということは、すでにラインナップが発表されているフェーズ5・6のプロジェクトの中に、ファンが予想していなかったようなトーンや構成で製作される作品があるかもしれない。
「シー・ハルク:ザ・アトーニー」は、ディズニープラスにて毎週木曜日に新エピソードが配信。
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Source:IGN