マーベル「シーハルク」に『インクレディブル・ハルク』ティム・ロスが復帰 ─ ハルク役マーク・ラファロも出演決定

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「シーハルク(原題:She-Hulk)」に、『インクレディブル・ハルク』(2008)よりアボミネーション/エミル・ブロンスキー役のティム・ロスが復帰することがわかった。米マーベル・スタジオが発表した。
She-Hulk arrives to the MCU! Tatiana Maslany will portray Jennifer Walters/She-Hulk and Tim Roth returns as the Abomination and Hulk himself, Mark Ruffalo, will appear in the series. Directed Kat Coiro and Anu Valia, She-Hulk is coming to #DisneyPlus pic.twitter.com/z4OlQJhrlr
— Marvel Studios (@MarvelStudios) December 11, 2020
今回、マーベル・スタジオは主人公のシーハルク/ジェニファー・ウォルターズ役を『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(2017)などのタチアナ・マスラニー、ハルク/ブルース・バナー役をおなじみマーク・ラファロが演じることも正式に発表している。タチアナは自身の出演を一時否定していたが、やはり報道は真実だったということだ。
タチアナ演じるジェニファー・ウォルターズは、コミックではブルース・バナー/ハルクの従姉妹であり、弁護士の設定。ある殺人事件に関与した男の弁護を依頼されたことで命を狙われたジェニファーは、重傷を負うも、ブルースからの輸血で一命を取り留める。その代わり、血液に含まれていたガンマ線の影響からハルクとしての能力を手にするのだった。
『インクレディブル・ハルク』から12年以上を経ての再登場となるエミル・ブロンスキーは、ロシア生まれ・イギリス育ちの元海兵で、すさまじい戦闘能力を誇るも、ハルクを相手には戦うことができず、ブルースの血液を利用して“アボミネーション”へと変貌したという設定。今回、どのような役回りで再び登場するのだろうか。
なお、『インクレディブル・ハルク』ではブルース役をエドワード・ノートンが演じていたこともあり、同作ののちは、『インクレディブル・ハルク』と『アベンジャーズ』以降の“マーク・ラファロ版ハルク”の直接的な繋がりはさほど示されてこなかった。「シーハルク」でブルースとエミルの再会が観られるかどうかもポイントだろう。
監督・製作総指揮は『ウソはホントの恋のはじまり』(2013)のカット・コイロ、エピソード監督には新鋭アヌ・ヴァリア。脚本は「リック・アンド・モーティ」などのジェシカ・ガオが執筆する。