『シャイニング』子役、続編『ドクター・スリープ』米予告編には「ビックリした」 ─ 現在は大学教授

ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングによる同名小説を映画化した名作『シャイニング』(1980)で、少年ダニー・トランス役を演じた元子役のダニー・ロイドが、原作の続編映画『ドクター・スリープ』の米国版予告編についてコメントした。
小説『シャイニング』の続編として2013年に発表された原作小説『ドクター・スリープ』は、前作で壮絶な出来事を体験した息子ダニーの40年後を描く物語。ユアン・マクレガーがダニー役を演じる映画版の米国版予告編は、スタンリー・キューブリックによる『シャイニング』本編を完全再現し、またオマージュを捧げた映像で大きな話題を呼んだばかりだ。
『シャイニング』で少年ダニーを演じたロイドも、米The Hollywood Reporterにて「(予告編には)ビックリしました」と語っている。『ドクター・スリープ』原作小説のファンでもあるというロイドは、「すごく良かったですね。スティーヴン・キングとスタンリー・キューブリックの中間を行かなきゃいけないわけで、どうなるのかと気になっていたんです」と述べて、自身の“成長後”をユアン・マクレガーが演じることも「素晴らしい仕事をしてくださるのは分かっていますから」と喜んだ。「公開されたらすぐ観たいと思います」。
その役柄と演技で映画史に名前を残したロイドだが、『シャイニング』が公開された2年後、10歳で俳優を引退。現在はケンタッキー州の大学にて生物学の教授を務めている。自らは『シャイニング』がテレビで放送されれば部分的に見ることもあるというが、教え子たちには自分が少年ダニーであることを知られなくないようだ。「秘密にしておきたいんですよ。若い学生は知りませんし、そうあるべきだと思います。時々学生から言われたりすることはありますけどね」。
ちなみに私生活のロイドは、四人の子どもを持つ父親でもある。「(『シャイニング』が)Netflixに入っていた時に子どもたちは観てますよ。僕の髪形をバカにしてきましたね」。『ドクター・スリープ』に登場する“40年後の元少年”ダニー・トランスほどではないが、『シャイニング』から39年後の元子役ダニー・ロイドもそれなりの苦労をしているようだ……。
映画『ドクター・スリープ』は2019年冬、全国ロードショー。
『ドクター・スリープ』公式サイト:http://www.doctor-sleep.jp
Source: THR