ナイキ創業者の自伝本『SHOE DOG』、Netflixが映画化へ ― 『ジュラシック・ワールド』プロデューサーが製作

世界的スポーツブランド「ナイキ」の創業者フィル・ナイト氏の自伝で、日本でも「ビジネス書大賞 2018」に選出された話題の一冊『SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。』(東洋経済新報社刊)の映画化権をNetflixが取得したことがわかった。2018年7月26日(米国時間)、米Netflixが公式に発表している。
『SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。』の原書『SHOE DOG』は2016年4月に米国で刊行され、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツをもって「驚くべき物語。ビジネスが成功するまでの道のりがどのようなものであるかを実直に思い出させてくれる」と絶賛された。全世界で40以上の言語に翻訳され、高い売上と評価を得ている。
Netflixは『SHOE DOG』の映画化にあたって、これまで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ボーン・アイデンティティー』、『ジュラシック・ワールド』シリーズなど数々の人気作品を手がけてきたフランク・マーシャル氏をプロデューサーに起用。自伝の著者であるフィル・ナイト氏とは、実は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』製作中に知り合って以来の関係性だという。
フィル氏は自身の半生を映画化するプロジェクトにあたって、「私の友人である偉大なフランク・マーシャルとの仕事、そして私やナイキのストーリーが映像化されることを楽しみにしています。書籍が受け入れられていることを非常に喜ばしく思いますし、Netflixとのコラボレーションで、私の人生やナイキの物語をより多くのみなさんに語ることができると考えています」とコメント。
また、フランク氏も「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』での共同作業以来、また私自身ランナーとして、フィルの物語や会社(ナイキ)のこれまでには魅了されてきました」との声明を発表した。
映画版『SHOE DOG』で脚本を執筆するのは、ドラマ「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」(2016)や映画『エド・ウッド』(1994)、『ラリー・フリント』(1996)、『ビッグ・アイズ』(2014)などを手がけたスコット・アレクサンダー&ラリー・カラゼウスキー。実在の人物を扱わせたら右に出る者はいないほどのキャリアを誇るだけに、話題の一冊を脚色する手つきには今から期待が高まる。
映画『SHOE DOG(仮題)』の撮影・配信時期は不明。
Source: Netflix