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『バットマン:ゴッサムに到る運命』発売 ─ マイク・ミニョーラが描く、バットマンとクトゥルー神話

ShoPro(小学館集英社プロダクション)より、DC邦訳アメコミの新刊『バットマン:ゴッサムに到る運命』が2022年10月20日発売となる。

あの『ヘルボーイ』のマイク・ミニョーラが紡ぎ出す「バットマン」×「クトゥルー神話」の驚異の物語だ。

本作『バットマン:ゴッサムに到る運命』は、90年代に「正史とは異なる世界のヒーローたちを描く」というコンセプトでDCコミックスが展開していた〈エルスワールド〉レーベルで、2000年11月から翌年1月にかけて全3号で刊行されたリミテッド・シリーズ。

ストーリーを担当するのは、『ヘルボーイ』などの作品で知られる人気クリエイターのマイク・ミニョーラ。〈エルスワールド〉シリーズでは他に、バットマンと切り裂きジャックの対決を描いた『バットマン:ゴッサム・バイ・ガスライト』などを手がけている。

そのミニョーラが、本作でテーマにしたのは「クトゥルー神話」。「クトゥルー神話」とは、怪奇・幻想小説の先駆者のひとりとして知られるアメリカの小説家H・P・ラヴクラフトとその友人の作家たちが創造した神話のことで、世界中に熱狂的なファンがいることでも有名だ。

舞台となるのは1928年。世界各地を放浪していたブルース・ウェインは、行方不明になったゴッサム大学のオズワルド・コブルポット教授率いる遠征隊を捜索するため、南極のケープ・ヴィクトリアを訪れる。そこで一行を待ち受けていたのは、遠征隊員たちの死体と、異形の姿となって氷原を彷徨う教授、そして氷の中に閉じ込められた巨大な怪物だった。

異常な事態を前に退却を余儀なくされた捜索隊だが、それはさらなる悪夢の序章に過ぎなかった……。ゴッサムへと帰還したブルースたちに、奇妙な出来事が次々と襲いかかる。

はたしてバットマンは、ゴッサムに降りかかろうとする災厄にどう立ち向かうのか。今年のサンディエゴ・コミコンで2023年のアニメーション映画公開が発表されたことでも話題の本作、どうぞお見逃しなく。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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