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『シュレック』『長ぐつをはいたネコ』リブート決定 ― 『ミニオンズ』のイルミネーション製作、声優陣は再集結の方針

シュレック
© Paramount Pictures 写真:ゼータ イメージ

人気アニメ映画『シュレック』シリーズ、スピンオフ作品『長ぐつをはいたネコ』(2011)がこのたびリブートされることがわかった。製作を担当するのは、『怪盗グルー』シリーズや『ミニオンズ』(2015)を手がけた米イルミネーション・エンターテインメント。米Varietyが報じた。

報道によると、リブート版『シュレック』『長ぐつをはいたネコ』の製作を統括するのは、イルミネーションの創業者で現CEOのクリス・メレダンドリ氏。数々のヒット作を手がけてきた才能が、新たな世代の観客に向けて『シュレック』を甦らせることとなる。なお企画としてはリブートとなるが、クリス氏は『シュレック』シリーズの声優陣を再び集結させたい意向を示した。

「(『シュレック』シリーズの)声の演技は素晴らしかったですよね。シリーズを完全に改革することができる一方で、私は自分の中に、あの特徴的な声に戻ってきてほしいというノスタルジックな思いがあることに気づいたんです。単純な続編の一本ではない、と思える何かを見つけるのが私たちの挑戦なんですよ。」

『シュレック』シリーズには、マイク・マイヤーズやエディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、アントニオ・バンデラスといったスター俳優が声優として集結し、揃って魅力的な演技をみせていた。さて、リブート版にオリジナルメンバーの集結は実現するだろうか。残念ながら、キャメロンはすでに女優業を引退したとされているが……。

今回のリブート企画は、『シュレック』シリーズを手がけたドリームワークスが、2016年にイルミネーションの親会社であるコムキャストに買収されたことから端を発したものだ。2016年7月時点では、『シュレック』の第5作が2019年に公開される予定だったが、紆余曲折あってリブート企画へと変更されたとみられる。

なお、クリス氏が今後の『シュレック』に関与する可能性は2016年当時から伝えられていた。一時はドリームワークスをクリス氏が指揮することも検討されていたというが、今回の報道によれば、クリス氏は作品の製作やアーティストとの作業に力を注ぎたい、また「企業のマネジメントがすごく上手なわけではない」としてドリームワークスを引き受けることは辞退したという。

2018年11月現在、クリス氏は『シュレック』のリブート企画にはまだ着手していないとのこと。『シュレック』についての現在の心境については「すごく楽しい世界ですが、これこそこの世界だというストーリーを発見するハードルは高い。本当に予想外の何かを物語のなかに見つけたいと思っています」と述べている。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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