ライリー、ホアキン、ジェイク、リズ ─ 超人気のクセ者俳優集結『ゴールデン・リバー』7月公開決定

『君と歩く世界』(2012)『ディーパンの闘い』(2015)で知られるジャック・オーディアール監督のもと、映画界で随一の人気を誇る“クセ者”たちが集結した映画『The Sisters Brothers(原題)』が、邦題『ゴールデン・リバー』として2019年7月に日本公開されることが決定した。
ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞(監督賞)を受賞、「フランスのアカデミー賞」といわれるセザール賞にて4冠(監督賞・撮影賞・美術賞・音響賞)を獲得した本作に集まったのは、『シカゴ』(2012)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のジョン・C・ライリー、DC映画『ザ・ジョーカー(邦題未定、原題:The Joker)』を控えるホアキン・フェニックス、『ナイトクローラー』(2014)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年夏)のジェイク・ギレンホール、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)『ヴェノム』(2018)のリズ・アーメッドだ。
『ゴールデン・リバー』
1851年、時はゴールドラッシュに沸くアメリカ。“普通”を夢見る兄イーライ(ジョン・C・ライリー)と、裏社会でのし上がりたい弟チャーリー(ホアキン・フェニックス)は、最強と呼ばれる凄腕の殺し屋「シスターズ兄弟」だった。二人は政府からの内密な依頼を受け、偵察係(ジェイク・ギレンホール)とともに、黄金を見分ける化学式を発見した「理想社会を創りたい」と願う化学者(リズ・アーメッド)を追うことになる。
相反する立場の彼らだったが、黄金に魅せられた4人はやがて手を組むことに。トラウマ、憧憬、疑心、かすかな友情……。黄金に魅せられた4人は何を手に入れ、そして何を失うのか。手を組むはずではなかった4人の思惑が交錯した時、物語は思いがけないラストへと突き進んでいく。
原作は世界的に権威あるイギリスの文学賞のひとつ「ブッカー賞」の最終候補作となり、さまざまなミステリ・ベスト10入りを果たしたパトリック・デウィットの小説『シスターズ・ブラザーズ』(東京創元社刊)。西部劇のルックにサスペンスの要素が融合、先の読めない展開と濃密な人間ドラマから目が離せないエンターテインメントが誕生した。

映画『ゴールデン・リバー』は2019年7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。