『スカイライン-逆襲-』ヤヤン・ルヒアン、『ジョン・ウィック』チームによるアクションを語る

SFアクションシリーズ『スカイライン』の待望の最新作、『スカイライン-逆襲-』が2021年2月26日(金)に全国公開される。この度、ヤヤン・ルヒアンのインタビューおよび、日本の観客に向けた特別映像が到着した。
この記事には、『スカイライン-奪還-』のネタバレが一部含まれています。
『ザ・レイド』シリーズや『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)、『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)などのヤヤン・ルヒアンは、インドネシアの武術、“プンチャック・シラット”の使い手としても知られている俳優で、アクションで世界中を魅了している逸材だ。
そんな世界から注目を浴びる俳優が本作で演じるのは、『スカイライン-奪還-』(2017)の最後で、エイリアンと壮絶な肉弾戦を繰り広げた末、両腕と足をもがれ、命を落としたかと思われていた人類の英雄チーフ(=フアナ)。本作での奇跡の復活についてヤヤンは、「(前作で)彼が本当に死んでしまったのかはわからなかったと思います。彼が復活するという形でその答えを本作で出せたという事はとても嬉しいです。この映画に貢献できたことは私にとって幸せな経験です」と語っている。
本作では、『ジョン・ウィック:パラベラム』のチームがアクションの振り付けを担当した。リトアニアでの撮影について、ヤヤンは「寒暖の差が激しいところで、車からジャンプしてエイリアンと戦うシーンでは、特殊なゴム製の足をつけて撮影をしなければならないなど大変な事もありましたが、戦闘シーンとしてとても気に入っています。アクションチームはとにかく素晴らしくて、また一緒に仕事ができて嬉しかったです。コミュニケーションも円滑に取りながら順調に進める事ができました」と振り返っている。
三池崇史監督の『極道大戦争』(2015)から、『スター・ウォーズ』『ジョン・ウィック』などのハリウッド大作まで、今や世界を股にかけて活躍するヤヤンは、シラットを常に演じる役柄に取り入れているが、シラットの世界で彼自身が⻑年生きてきて、それが体の中に染み付いているということが大前提としてあるという。共演経験のあるセセプ・アリフ・ラーマンやイコ・ウワイスからも、それを感じると言い、「シラットの要素を取り入れて演じる上で意識している事は、アクションや私が演じるキャラクターとしてだけでなく、インドネシアの文化としてシラットを伝えていくという事です。インドネシアの文化を発信するための手段として映画があるという位置付けで、意識的にシラットを取り入れる様にしています」と語った。
映画の撮影やプロモーションなど、何度か訪れている日本の印象については、「日本は本当に美しくて印象深い国です。人々も優しいですし、規律を守る文化、時間を大切にする文化、仕事との向き合い方などが大好きです」と熱く語っている。残念ながら今回は来日が叶わなかったが、「また日本の撮影クルーや映画界の皆さんと仕事ができる事を願っていますし、一刻も早く日本を訪れる事ができる日を心待ちにしています」と最後に日本への熱烈な想いを送った。
本作は、3部作の完結作として位置付けられているが、シリーズが続くことも期待できる内容となっているという。「次の作品がある事を願いたいですね。次回作でもう一度この役を演じられたら光栄です」と、ヤヤンは早くも次作への抱負まで寄せている。

エイリアンが地球人を収穫するため飛来するという恐怖を描いた『スカイライン-征服-』(2010)、侵略者に戦いを挑む抵抗軍を軸に展開した『スカイライン-奪還-』(2017)、そして待望の第3作『スカイライン-逆襲-』が、2021年に待望の日本公開を迎える。前人未踏の宇宙を舞台に、エイリアンとのラストステージがついに幕を開ける……。
映画『スカイライン -逆襲-』は、2021年2⽉26⽇(⾦)新宿バルト9ほか全国公開。
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