『スパイダーマン:スパイダーバース』日本版予告編が公開 ─ 吹替版主題歌はTK from 凛として時雨

ゴールデングローブ賞アニメ部門ノミネート、Rotten Tomatoesでは驚異の”100%フレッシュ”獲得など、大絶賛の声相次ぐアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』より、日本版最新予告編映像が公開となった。映像には、サム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)のキスシーンや、『スパイダーマン2』(2004)やMCU版『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)にオマージュを捧げたかのようなシーンも収められている。
合わせて、日本語吹替版主題歌にTK from 凛として時雨を起用したことも発表となった。
独創的、かつ革新的な映像で描かれる本作品の世界観を彩るのは、ハリウッド映画と初タッグとなるTK from 凛として時雨だ。本作の日本語吹替版主題歌として書き下ろされた新曲P.S. RED I(ピーエスレッドアイ)が、スタイリッシュな新生スパイダーマンの魅力を一気に加速させる。
TK from 凛として時雨とは

TK from 凛として時雨とは、“凛として時雨”のフロントマンTKによるソロプロジェクト。ピアノ、ヴァイオリンを入れたバンドスタイルから、単身でのアコースティックまで幅広い表現の形態をとっている。 2014年リリースのシングル「unravel」は、アニメ「東京喰種トーキョーグール」のOPとして配信で30万ダウンロードを超える大ヒットを記録。その他にも、SMAP、安藤裕子、Aimerなどアーティストへの楽曲提供なども行うなど幅広く活躍している。
TK from 凛として時雨はこの度の起用について、次のようなコメントを寄せている。
Q.本作の日本語吹替版主題歌に決定したことへの感想
「スパイダーマンの話が僕のところに降ってくると思っていなかったので、すごく嬉しいですし、今回はスパイダーマンの映画としては初めてのアニメ化ということなので、自分自身もどのような楽曲を創り出せるか楽しみでした。」
Q.スパイダーマンの映画シリーズについて
「もともと、僕がバンドをやり始めるかどうかという時期に映画館に見に行きました。その当時は学生だったと思うのですが…すごく多感な時期でしたし、ヒーローものでありつつ人間の強い部分と弱い部分が同時に描かれているという作品というのが当時はあまりなく、そのシナリオ自体がすごく斬新でしたし、大好きな映画でした。」
Q.制作された楽曲について
「まずは自分自身の意識をスパイダーマンにどれだけ溶け込ませられるか、というのが課題でした。ごく普通の少年が抱いている葛藤やコンプレックス・・そういったものをちゃんと自分の中にある葛藤と結びつけて、それをどれだけスパイダーマンの世界と繋げられるか、ということと、言葉遊びなどで疾走感を出したり、その中にメッセージを込めるというところをすごく意識しました。」
Q.皆様へのメッセージ
「スパイダーマンということで、僕もニューヨークへ行ってレコーディングをしてきましたので、その空気感をあわせて感じてもらえたら嬉しいなと思います。」
『スパイダーマン:スパイダーバース』は、時空が歪められたことにより異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台に描かれる。予告の冒頭で語るのは、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカー(吹替版声優:宮野真守)。だが、今回は彼の物語ではない。マイルス・モラレス(声:小野賢章)の物語だ。ニューヨーク、ブルックリンの名門私立校に通う中学生の彼はスパイダーマンだが、まだその力をうまくコントロールできずにいる。そんな中、時空が何者かによって歪められる危機に直面。マイルスはピーターの指導のもと、一人前のスパイダーマンになるための訓練を開始する。そして時空の歪みにより、女性スパイダーマンのスパイダーグウェン(声:悠木碧)も次元を越えてマイルスの世界にやってくる。
日本語吹替版の音響監督をつとめるのは、日本を代表する存在である岩浪美和。主題歌、声優、音響監督と、最強のアーティスト陣が集結した。
『スパイダーマン:スパイダーバース』は、2019年3月8日(金)日本公開。