ケイティ・ペリー、『スパイダーマン:スパイダーバース』でスパイディファンに ─ ゴールデングローブ賞受賞、高評価の秘密は

映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が、米国をはじめ世界各国で絶大なる人気を獲得している。
2010年の大ヒット曲「California Gurls」をはじめ、数々のヒット曲で知られるケイティ・ペリーも、本作の魅力に打ちのめされた一人だ。ケイティは『スパイダーマン:スパイダーバース』で、見事にヒーローたちの虜になってしまったようである。
Tbh haven’t been a spider man fan until seeing Spider-Man: Into The Spider-Verse tonight. It was hands down the best mixed animation, jokes for all ages and chocked-full of non cheese heart. Glad I took the leap @SpiderVerse 🕸 #notanad #justanopinion #seeforyourself #bye
— KATY PERRY (@katyperry) 2019年1月4日
「正直、今夜『スパイダーマン:スパイダーバース』を観るまではスパイダーマンのファンじゃなかったんです。アニメーションと全年代向けのジョーク、本物のあたたかさがいっぱい詰まった、間違いなく最高の映画でした。スパイダーバース、飛び込んでみて良かった。 #広告じゃない #ただの感想 #自分で見てきて #じゃあね」
『スパイダーマン:スパイダーバース』は、時空が歪められる事故によって、複数の次元=ユニバースから数々のスパイダーマンが集合してくるというストーリー。ただし物語の主人公は、おなじみピーター・パーカーではなく黒人の少年マイルス・モラレス。原案の同名コミックは、コミック版スパイダーマンに馴染みのある者ほど楽しめる、初心者にとっては少々敷居の高いシリーズだ。

それでも『スパイダーマン:スパイダーバース』は、米国での劇場公開前から「映画版『スパイダーマン』史上最高傑作」「2018年最高の一本」などの絶賛を浴び、2019年1月6日(米国時間)には第76回ゴールデン・グローブ賞で堂々のアニメーション作品賞を受賞。映画版「スパイダーマン」シリーズで、ゴールデン・グローブ賞のノミネート・受賞は本作が初めてとなった。映画ファンの支持も厚く、全世界の累計興行収入は2億7,500万ドルに到達している。
一連の大絶賛&高評価の理由は、「『スパイダーマン:スパイダーバース』を観るまではスパイダーマンのファンじゃなかった」とまで書いたケイティのコメントにすべて表れているだろう。クリス・プラットやトム・ホランドも絶賛を贈ってきたように、エンターテインメント性に富んだストーリーと美しいアニメーションの融合によって、みごと老若男女が楽しめるアニメ映画が誕生しているようだ。むしろそうでなければ、ゴールデングローブ賞で『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018)や『インクレディブル・ファミリー』(2018)などを破る成果を挙げることはできなかったはずである。
ちなみに『スパイダーマン:スパイダーバース』で脚本・製作総指揮を務めたフィル・ロードは、ケイティからの絶賛に感謝のコメントで応じている。
Whoa… From my favorite super bowl half time performer ever— you turned it into performance art— thanks for this and also that. https://t.co/cAPIaEtEVG
— philip lord (@philiplord) 2019年1月4日
待望の日本公開は2019年3月。これまでスパイダーマンを愛してきたファンの方も、「マイルス・モラレスって誰?」というあなたも絶対に楽しめる一本があと2ヶ月でやってくる。公開を待ちわびているみなさんは、もう少し辛抱して…!
『スパイダーマン:スパイダーバース』
ニューヨーク、ブルックリン。頭脳明晰、名門私立校に通う中学生マイルス・モラレスはスパイダーマンだ。しかし彼は、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんなある日、何者かによって時空が歪められる大事故が起こる。天地を揺るがす激しい衝撃により、歪んだ時空から集められたのは、全く異なる次元=ユニバースで活躍するスパイダーマンたちだった。
『スパイダーマン:スパイダーバース』の監督は『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015)脚本のボブ・パーシケッティ、『22ジャンプ・ストリート』(2014)脚本のロドニー・ロスマン、『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』(2012)のピーター・ラムジー。製作総指揮は『LEGO(R) ムービー』(2014)のフィル・ロード&クリス・ミラーが務め、脚本はクリスとロドニーが共同執筆した。
映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年3月8日(金)全国ロードショー。
『スパイダーマン:スパイダーバース』公式サイト:http://www.spider-verse.jp/