『スパイダーマン』最新作、2度目の米公開延期が決定 ─ 『ファー・フロム・ホーム』その後を描く

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『スパイダーマン』第3作(タイトル未定)の米国公開日が再び延期となった。米ソニー・ピクチャーズが発表した。
『スパイダーマン』第3作は当初2021年7月16日に米国公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け、11月5日に公開延期となっていた。このたび、新たに2021年12月17日へと約1ヶ月の延期が決定している。ただしソニー側は、『スパイダーマン』第3作の公開延期はひとまず米国内にとどまるもので、海外各国での公開は別問題と強調した。
延期の背景とみられるのは、MCU作品を手がけるマーベル・スタジオの親会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーが、20世紀スタジオ作品『アバター』第2作(正式タイトル未定)の米国公開を2021年12月17日から2022年12月16日へ約1年延期したこと。MCU版『スパイダーマン』ではソニーとディズニー/マーベルが提携しているため、これを活かして、2021年末の目玉作品が『アバター』から『スパイダーマン』に切り替えられた格好だ。
なお新型コロナウイルスの影響により、マーベル・スタジオはMCU作品の公開スケジュールを大幅に見直すこととなっている。しかしながら今回の延期は、作品の公開順が入れ替わるなどの大きな影響を及ぼすものではない。
映画『スパイダーマン』第3作(タイトル未定)は2021年12月17日に米国公開予定。本作の撮影は、トム・ホランド主演作『アンチャーテッド(原題:Uncharted)』の撮影終了後にスタートし、2021年2月にも終了する見込みと伝えられている。
Source: Variety