「スモール・アックス」第4話『アレックス・ウィートル』予告編&舞台裏映像が公開 ─「ブリクストン暴動」で懲役刑を受けた作家の半生描く

『それでも夜は明ける』(2013)のスティーヴ・マックイーン監督にとって初めてのテレビシリーズ「スモール・アックス」第4話『アレックス・ウィートル』が、2022年4月19日(火)よりスターチャンネルEXにて配信開始となった。イギリスの児童文学賞“ガーディアン賞”の受賞作家アレックス・ウィートルの半生を描いた実話だ。この度、予告編をはじめ、舞台裏映像と場面写真が初公開されている。
両親を知らず、15歳まで白人系養護施設で育ったアレックス。施設を出て初めて自らのルーツを知ったアレックスは、1981年、黒人と警察が衝突したブリクストン暴動に関与して刑務所に収監される。そこで彼は、同房のひとりの受刑囚との出会いをきっかけに、自らの人生を振り返り、大切なものを学んでいく。
栄誉ある文学賞の数々を受賞した小説家アレックスが、“ライターズ・ルーム”と呼ばれる脚本家用の会議室で自身の過去について語ったことを端緒として製作が開始。マックイーン監督はこの物語が本アンソロジーにとって必要不可欠なものであると気づき、アレックスと会合を開く。「彼の進化を描き出すという課題は簡単なものではありませんでしたが、いかなる段階においてもアレックスがそばにいて私たちを導いてくれたので大いに助かりました。アレックスには、これまで誰にも打ち明けたことがなかったり、長らく思い出すこともなかったりした出来事や状況が数多くありました。彼はそれらを回想し、新たな視点から私たちに話してくれたのです」と監督は語っている。
公開された舞台裏映像には、アレックス・ウィートル本人のインタビューが収録されている。「モニター越しに見ていたら昔を思い出しました。(人々の)怒りと激高に、恐怖でおののいた」とリアリティあふれるブリクトン暴動の撮影風景を振り返る。マックイーン監督については、「スティーブは黒人の物語は社会に重要だと思っています。だから皆さんにも、僕自身の物語も重要だと感じてほしいです」と語っている。








「スモール・アックス」第4話『アレックス・ウィートル』』は「スターチャンネルEX」にて2022年4月19日(火)より配信開始。「BS10 スターチャンネル」では4月19日(火)より放送。