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キリアン・マーフィー、マット・デイモン&ベン・アフレックの新企画に主演 ─ 「ピーキー・ブラインダーズ」監督と再タッグ

キリアン・マーフィー Cillian Murphy
Photo by Maximilian Bühn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cillian_Murphy_Press_Conference_The_Party_Berlinale_2017_01.jpg

ダークナイト』トリロジーのジョナサン・クレイン / スケアクロウ役などで知られる名優キリアン・マーフィーが、歴史小説「Small Things Like These(原題)」をを翻案した新作映画に主演することをDeadlineが報じている。マット・デイモンとベン・アフレックの制作会社「Artists Equity」の新プロジェクトとなる本作にて、マーフィーは主演とプロデュースを務める。

本プロジェクトの原作小説「Small Things Like These」はアイルランドの小説家クレア・キーガンが出版し、2022年にオーウェル賞を受賞したほか、複数の小説賞で最終選考に残るなど高い評価を博している。1985年のクリスマスに、石炭商人で献身的な父親であるビル・ファーロング(マーフィー)が、修道院で長年隠されてきた驚くべき秘密と、彼の人生にまつわる衝撃的な事実を知るというストーリーは、ディケンズの古典的名作『クリスマス・キャロル』に似通った題材ではあるものの、多くの批評家からは「クリスマス・キャロルとは対をなすもの」として評されている。

他キャストには『ジャスティス・リーグ』(2017)『ベルファスト』(2021)のキアラン・ハインズ、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)のエミリー・ワトソンが決定しており、英国アカデミー賞にも輝いたマーフィー主演のテレビシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」(2013-)で監督を務めたティム・ミーランツがメガホンを取る。脚本を務めるエンダ・ウォルシュは、これまでマーフィーが出演してきた多くの舞台作品を手がけた劇作家としても知られる。旧知の仲が、作品を安定感のあるクオリティへと仕上げてくれるだろう。主要な撮影はアイルランドにて行われる予定だ。

「Artists Equity」は初プロジェクトとなるアフレック監督、デイモン主演の『AIR/エア』が間もなく日本でも公開となるが、デイモンはプロデューサーとして、アフレックはエグゼクティブプロデューサーとして「Small Things Like These」にも関わる。これから果敢に製作活動を進めることが期待される。

マーフィーは「クレア・キーガンの壮大な小説をスクリーンへと連れていく機会に恵まれ、光栄であるとともにどきどきしています。本作の製作にあたって、驚異的な創作チームが集結し、私が長年賞賛してきた俳優であり、フィルムメイカーのマット・デイモンとベン・アフレックが率いるスタジオ、AE(Artists Equity)の格別なパートナーを見つけ出すことができました。」と関係各位への並々ならぬ謝辞を述べている。

マーフィーは、同じく長年コラボレートを続けているクリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』にて主演を務めており、2023年7月21日に米国公開を控えている。世界最高峰の俳優の一人として、常に注目を集めるマーフィーが、自身の出身地であるアイルランドを舞台とした作品で、また新たな一面を見せてくれることを楽しみに待とう。

Source:Deadline

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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