『スパイダーマン:ホームカミング』全世界興行収入で7.8億ドル超え狙う!実現すれば過去3位の映画版「スパイダーマン」か

映画『スパイダーマン:ホームカミング』が2017年8月11日に日本で公開されてから約1週間、その全世界興行収入が順調に伸びていることがわかった。アメリカの経済誌フォーブスによると、9月8日の中国公開を経て、本作は最終的に7億8,000万ドル超えを狙えるペースだという。これが実現すれば、過去の映画版「スパイダーマン」で第3位の成績となるかもしれない。
Boxoffice Mojoによると、『スパイダーマン:ホームカミング』は8月20日(現地時間)時点で米国内で3億1,400万ドル、世界で7億2,400万ドルを超える収入を記録。なおフォーブス誌は、本作が日本において2,000~3,000万ドル(約21~31億円)を稼ぎ出すと予想している。

カギを握るのは中国での興行成績
日本はさておき、フォーブス誌が“予想不能”と言わんばかりの表現をしているのが本作の中国における興行成績である。なにせヒットしなければ3,000万ドル、大ヒットすれば1億ドル超えという幅の広い予想なのだ。
同誌によると、『スパイダーマン:ホームカミング』が中国で思ったほどの成果を出せなかった場合、全世界興行収入は7億7,500万ドル程度で終了するという。それでも本作は『アメイジング・スパイダーマン』(2012)や『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)の興収を超えているほか、もうひと頑張りできれば、サム・ライミ監督による『スパイダーマン2』(2004)の約7億8,300万ドルも突破することになる。ここまで数字が伸びれば、本作は過去の映画版「スパイダーマン」で第3位の成績だ。
また中国において想像以上の大ヒットとなった場合、本作は8億6,500万ドル以上の全世界興収で上映を終了する。『スパイダーマン』(2002)の記録が8億2,100万なので、この場合はシリーズ第2位の成績だ。そこまでの大ヒットとなるかどうかは未知数だが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)が中国で1億ドル以上を稼ぎ出したことを考えると絶対にありえない数字ではないだろう。
いわば『スパイダーマン:ホームカミング』の全世界興収がどこまで伸びるのか、そして映画版「スパイダーマン」のどの位置に陣取るのかは中国での公開にかかっている。もちろん日本でもさらにヒットして、今後への弾みとなれば一番なのだが……いずれにせよシリーズ第1作にしてこの勢い、2019年公開の続編にも期待がかかるところである。
映画『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日より全国の劇場にて公開中。
Sources:?https://www.forbes.com/sites/markhughes/2017/08/18/spider-man-homecoming-headed-to-780-million-worldwide/
http://screenrant.com/spider-man-homecoming-worldwide-box-office-china/
http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=spiderman2017.htm
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