『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』スノークの傷跡、その原因は ― 過酷な背景を俳優アンディ・サーキスが示唆

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)で本格的な登場を果たした、ファースト・オーダーの最高指導者スノーク。このキャラクターを演じたのは、リブート版『猿の惑星』3部作でシーザー役を、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でゴラム役を演じた、モーションキャプチャーの名手アンディ・サーキスだ。
『最後のジェダイ』のブルーレイが米国でリリースされるのに伴って、アンディは米Entertainment Weekly誌に登場。そこで彼は、これまで語られてこなかったスノークの背景を示唆している。
この記事には、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のネタバレ内容が含まれています。

スノークは「脊椎側弯症」、その原因は?
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』において、スノークはカイロ・レンの手であっけなく殺されてしまう。前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)以来、ファンの間で話題となっていた「スノークの正体は?」「スノークの過去とは?」という謎は一切解決されないまま、最高指導者はその出番をひとまず終えてしまうのだ。
Entertainment Weeklyにて、アンディはその意図を改めて語っている。
「スノークのことは大きな謎にしておきたかったんです。でも、J・J(・エイブラムス)と僕、それからライアン(・ジョンソン)と僕は、彼の背景についてしっかり話し合いましたね。彼がどこからやって来たのか。何も明かさないようにと言われていますが、プリクエル(前日譚)にせよ何にせよ、なんらかの形で再登場させたいと思っていますよ。」
以前、レイ役のデイジー・リドリーによって、J・Jが『フォースの覚醒』から『エピソード9(仮題)』までの脚本草稿を執筆していたことが明かされていた。『最後のジェダイ』のライアン監督はJ・Jによる草稿を使用しなかったようだが、J・Jの中ではスノークの過去がしっかりと決められていた可能性も高いだろう。ライアン監督もスノークの過去について熟考を重ねたようだが、J・Jとライアンがスノークの背景を100%共有していたかどうかはわからない。
その一方、アンディはスノークの過去をちゃっかり示唆してくれてもいる。身体をやや傾けながらスノークを演じることについて、「スノークは脊椎側弯症(せきついそくわんしょう)」だと述べているのだ。
「彼は脊椎側弯症(編注:背骨が側方に曲がり、ねじれた状態)だと思います。だから、コルクの栓抜きみたいに身体がよじれている。脊椎が弱って、少しねじれているので身体が傾くわけです。こういう症状を長年患っていて、ほとんど関節症のようにもなっているんですね。」
また、アンディはスノークの年齢を「数百歳でしょうね」と語り、その顔や身体に残された傷跡や症状についてはこうも語っている。
「(原因は)過去の戦闘です。それに(年を重ねて)衰えている。年老いたキャラクターで、戦いの傷跡が回復に影響を与えていて、身体はうまく動かなくなり始めているんですよ。」
さて、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でJ・Jはスノークの存在に言及するのか、あるいは今後の『スター・ウォーズ』にスノークは再登場するのか。アンディも「『スター・ウォーズ』では何でも起こりうる」と話しているが、実際のところ、今後についての話し合いは行われていないそうだ。
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国の映画館にて公開された。
Source: http://ew.com/movies/2018/03/06/andy-serkis-snoke-star-wars-last-jedi/
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