『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット公開、ルーサー役ジェシー・アイゼンバーグの心境は ─ これまで関心示さず

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)レックス・ルーサー役のジェシー・アイゼンバーグが、『ジャスティス・リーグ』(2017)のスナイダー・カット公開決定について胸中を明かした。もっとも従来、ジェシーはスナイダー・カットに関心を示してこなかった人物。現在の心境はいかなるものか……。
この記事には、映画『ジャスティス・リーグ』のネタバレが含まれています。
「数週間前、ザック(・スナイダー監督)に教えてもらいました」。スナイダー・カット公開の知らせについて、ジェシーは英Digital Spyにてこう語っている。スナイダー・カットとは、『ジャスティス・リーグ』を製作途中で降板したスナイダーが、自らのビジョンに基づき再創作する新バージョン。劇場公開版から大幅な作り替えが行われ、出演者も新たなセリフの収録などに参加する可能性があるとのこと。発表に先がけて、監督は出演者に協力を依頼していたそうだ。
スナイダー・カットを求めて展開されてきた「#ReleaseTheSnyderCut」運動にジェシーが関心を示さなかったのは、あくまで“自分の出演作は観ない”という信条があったため。スナイダー監督には大きな敬意を明かしており、以前は「彼のスタイルと美学が大好き。スナイダーが見て欲しがっている作品があるのなら、間違いなく素晴らしいでしょう」と語っている。むろん、そのスタンスは今回のインタビューでも変わっていない。
「ザックとは友人ですからね、彼が満足のいくものを発表できるのはすごくうれしいことです。今までにこんな前例があったのか、僕には思いつきません。ただ映画を公開するだけじゃなくて、僕らがポストプロダクション(撮影後作業)と呼んでいるものが、すべて必要になるわけでしょう。完成しているシーンを発表するのではなく、作業がたくさん必要になるんですから、それはもう大変なことですよね。」
さらにジェシーは、スナイダー監督について「非常に明確なビジョンのある、素晴らしい人」だと改めて絶賛。「彼が機会に恵まれてうれしく思いますし、きっと彼自身もすごく喜んでいるでしょう」とも話した。
ところで気になるのは、ジェシー演じるレックス・ルーサーがスナイダー・カットにどれだけ登場するのかということ。劇場公開版ではポストクレジットシーンでジョー・マンガニエロ演じるデスストロークと共演したのみだったが、以前、ジェシーは自身の登場シーンがカットされていることを示唆していたのである(ただし、ジェシー自身は劇場公開版を観ていない)。ちなみに共演したマンガニエロは、スナイダー・カットの公開決定後、「オリジナルのエンドクレジットシーンが…」と記し、意味深な絵文字を投稿済みである。こ、これは……。
The original end credit scene…
⚔️ 🦇 💀 https://t.co/ZT76RG15w0— JOE MANGANIELLO (@JoeManganiello) May 20, 2020
『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カットは2021年、米HBO Maxにて配信予定。
Sources: Digital Spy, Cinema Blend