『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット、米国で一時誤配信される ─ 鑑賞者は「今までのDC映画で一番良かった」

DC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)の通称“スナイダー・カット”こと『ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)』が、2021年3月18日の米国配信開始に先がけ、3月8日(米国時間)に米HBO Maxで誤配信されてしまう事件が起こった。米Varietyなどが報じている。
これはTwitterにてユーザーから報告された現象で、一時、実写&アニメを融合させた映画『トムとジェリー』を再生しようとしたところ、なぜかスナイダー・カットの再生が始まってしまうというエラーが起こっていたというもの。最初に報告したダグ・バス氏は、Varietyの取材に対して「仕事中にテレビをつけておこうと思い、『トムとジェリー』をクリックしたらスナイダー・カットが始まったんです」と語っている。
この現象について、HBO Maxからは「一時的に『ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ』が観られる状態になっていました。エラーは数分以内に対処されました」との声明が発表されている。ただしバス氏によると、スナイダー・カットは約1時間にわたって再生できる状態となっていたとのこと。再生中に画質が下がり、エラーメッセージとともに停止されたという。なお、今回のエラーの原因は明らかになっていない。
バス氏のほかにもTwitterには複数の再生報告が投稿されているほか、米The Hollywood Reporterも再生を確認。「『トムとジェリー』の再生を試みたところ、まずエラーメッセージが表示され、その後『ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ』の再生が始まった。一時停止すると『トムとジェリー』を再生中だと表示された」と記している。エラーが起きていた約1時間に、一定数のユーザーが本編を視聴したものとみられる。
ちなみにバス氏は「私はDC映画の大ファンではありません」としながら、Twitterでは「1時間ほど観ましたが、今までのDC映画で一番良かった」とコメントしている。
▼『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カットの記事
Sources: Variety, The Hollywood Reporter