『ジャスティス・リーグ』ザック・スナイダー、ジョーカーのロビン殺害をコミック化する案があったと明かす

DC映画『ジャスティス・リーグ』”スナイダー・カット”こと『ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)』の世界公開も期待を集めるザック・スナイダー監督によれば、この『ジャスティス・リーグ』に繋がる”知られざるエピソード”を描くコミック版の企画が存在していたようだ。海外のYouTube向けインタビューで明らかにしている。
「実はこういう話し合いをしたことがあって……、DCがやらないという決定を下したんですが、ちょっとしたコミックブックのシリーズで、ロビンの死を描くという話があったんです。ジョーカーはどうやってロビンを殺したのか、そのことがバットマンにどう影響して、暗い道を歩むことになって、スーパーマン登場でそれが最高潮に至ることになったのかを。良さそうでしたけどね。」
残念ながら現時点で企画は落とされてしまったようだが、仮に実現していれば、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の前日譚コミックとなっただろう。バットマンのサイドキック(相棒)であるロビンは『バットマン vs スーパーマン』劇中でジョーカーに殺害されたらしい過去が示唆されたのみで、詳しいことは語られていなかった。
『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カットの実現は、スナイダー自身やファンの念願がかなったものだ。一方でスナイダーにとって、ロビンの死を描くことができなかったことは心残りとなっているのかもしれない。スナイダーは以前にも米Vanity Fairに、「(『ジャスティス・リーグ』の)続編はありえないと思うが、もし出来ることなら、そこでジョーカーがどうやってロビンを殺したのか、どうやってウェイン・マナー(ブルース・ウェインの邸宅)を燃やしたのかや、ジョーカーとブルースの間に起こった出来事をフラッシュバックで見せたかった」と語っている。
もっとも、スナイダー・カットもファンの熱烈な声に応える形で実現している。もしもロビンの死やバットマンとジョーカーの因縁を明かして欲しいというファンの声が高まれば、何らかの形で実現できる可能性もゼロではないだろう。
映画『ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)』は、世界各国で2021年3月18日に同時リリースとなるが、現時点でここに日本・中国・フランスは含まれていない。
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Source:SnyderCutBR