実写映画『ソニック・ザ・ムービー』、批判受けデザイン修正へ ─ 「全力を尽くす」と監督

日本発の大人気ゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を初めて実写化する映画『ソニック・ザ・ムービー』が、急遽デザインの修正を行うという。監督のジェフ・ファウラーが自身のTwitterで宣言した。
予告編映像が公開されたばかりの実写版ソニックをめぐっては、これまでのデザインとはかけ離れた独特の容姿にファンからの不満が噴出。ソニックといえば、つながった大きな目やスラリと細長い手脚、白い手袋や大きなスニーカーがトレードマークだったが、このたびの実写版ではより人間に近いようなフォルムで表現されていた。

これが話題となり、YouTubeの公式予告編映像には高評価28万件に対し低評価が47万件寄せられ、ファンからの不満が示される形となった。これを受け監督は、急遽ソニックのデザイン修正を発表。米公開予定はおよそ半年後の2019年11月、異例の緊急対応と言えよう。
Thank you for the support. And the criticism. The message is loud and clear… you aren’t happy with the design & you want changes. It’s going to happen. Everyone at Paramount & Sega are fully committed to making this character the BEST he can be… #sonicmovie #gottafixfast 🔧✌️
— Jeff Fowler (@fowltown) 2019年5月2日
「ご支援と、批判をありがとうございます。メッセージはしかと受け取りました…。デザインにご満足頂けず、変えて欲しいということですね。そうさせて頂きます。パラマウントとセガで、このキャラクターをベストに描くべく全力を尽くします…。」
『ソニック・ザ・ムービー』プロデュースは、『ワイルド・スピード』シリーズのニール・H・モリッツと、『デッドプール』のティム・ミラー。監督には2004年に「Gopher Broke(原題)」がアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされたジェフ・ファウラー。長編実写映画としては初監督となる。
映画『ソニック・ザ・ムービー』米国公開は2019年11月、日本公開は12月予定。作品最大の要であるデザインの修正にも、ソニックさながらのスピードが求められる。
Source:Jeff Fowler