『ソニック・ザ・ムービー』再デザイン版ソニック、ファンの好評に監督が安堵 ─ 「これからが本番」

2019年11月12日、大人気ゲーム「ソニック」シリーズをハリウッドが実写映画化した『ソニック・ザ・ムービー』の最新予告映像とポスタービジュアルが公開され、大幅に再デザインされたソニックの姿がお披露目となった。このたび、監督のジェフ・ファウラーがファンからのポジティブな反応に安堵のコメントを発している。
もともとは2019年12月公開予定だった『ソニック・ザ・ムービー』では、当初はゲームでおなじみのデザインではなく、現実世界になじませる“リアル路線”のデザインでソニックが造形されていた。しかし本国で予告編が公開されるや、そのデザインにファンからの批判が殺到。公開の延期が決定され、異例の再デザイン&全編作り直しを経ての再出発となっていたのである。
Thank you for the last 24 hours Sonic fans… it’s been EXTRAORDINARY. (and there’s much MORE to come) 🤘💙#SonicMovie pic.twitter.com/VFvVbBNP0H
— Jeff Fowler (@fowltown) November 13, 2019
「『ソニック』ファンのみなさん、この24時間の声をありがとうございます…ものすごい反応をいただきました(そして、これからが本番です)。」
もともとファウラー監督は、『ソニック・ザ・ムービー』の予告編が初めて公開された際、ファンからのバッシングにもいち早く対応してきた人物だ。「ご支援、ご批判をありがとうございます」「キャラクターをベストに描くべく全力を尽くします…」とのメッセージののち、公開延期が正式に決まった際には「ソニックの修正にもう少しお時間をください」とも記していたのである。

ソニックの再デザインによるCGスタッフの涙ぐましい努力は想像するに余りあるが、矢面に立ち、大幅な再コントロールを実践したファウラー監督の労もねぎらいたいところ。なにしろ『名探偵ピカチュウ』(2019)のロブ・レターマン監督は『ソニック』チームの状況を想像して「自分だったらやりたくないです」とさえ言っていたのだ。本作公開の暁には、ぜひ劇場に足を運ぶことにしよう。
映画『ソニック・ザ・ムービー』は2020年3月27日(金)全国ロードショー。今度こそ「ノープロブレム!」。