ソニー、マーベル新作映画を2021年秋に米公開へ ─ 『ヴェノム』『モービウス』に続くスパイダーマン関連作か

ソニー・ピクチャーズが、マーベル・コミック原作の新作映画(タイトル未定)を2021年10月8日に米国公開する方針であることがわかった。米Exhibitor Relationsに続いて、IGN、SYFYWIRE、Fandangoなど複数のメディアが情報を確認している。
『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』の映画化権を有していた20世紀フォックスをウォルト・ディズニーが傘下に収めた現在、マーベル作品の映画化権はほとんどディズニー/マーベル・スタジオの手にある。唯一の例外となったのが、ソニーが権利を有する『スパイダーマン』シリーズだ。トム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に組み込まれているが、ソニーはコミックに登場するスパイダーマンの宿敵を主人公に『ヴェノム』(2018)『モービウス』(2020年公開)を製作し、自社独自のユニバースを拡張している。
2020年2月現在、このたび報じられたソニー/マーベルの新作映画がどのような内容なのかはわかっていない。しかし、ソニーは以前から『スパイダーマン』シリーズのスピンオフ企画を多数進行しており、そのうちのひとつであることはおおよそ確かだろう。『モービウス』予告編では、同作でMCUとのクロスオーバーが行われる可能性も示唆されているが、そうした方向性が推し進められる可能性もある。
ソニーは『モービウス』を2020年に公開するほか(米国では7月公開予定)、その後は『ヴェノム2(仮題)』を控えている。『ヴェノム2』は2020年2月に本撮影が終了しているものの、米国公開日は正式発表されていない。これらの作品に続く2021年秋の新作には、いったい誰が登場するのか。
ひとつ押さえておきたいのは、トム・ホランド主演の『スパイダーマン』第3作(タイトル未定)が、本作の直前にあたる2021年7月16日に米国公開される予定であることだ。おそらくソニーは、わずか3ヶ月足らずのスパンで『スパイダーマン』関連作品を発表することになるのである。
Source: Exhibitor Relations, IGN, SYFYWIRE, Erik Davis