PS5『スパイダーマン』リマスター版、ピーター・パーカーの顔が変更に ─ 「シリーズの今後、将来にとって最善の決断」

PlayStation 4ソフト『Marvel’s Spider-Man』の主人公ピーター・パーカーの顔が、PlayStation 5向けのリマスター版では別人になる。新作『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』アルティメット・エディションに同梱されるリマスター版で、ピーター・パーカー/スパイダーマンのフェイスモデルとなる俳優が変更されたのだ。開発元の米Insomniac Gamesが告知し、リマスター版の映像が公開された。
PS4版でピーター・パーカーのフェイスモデルを務めたのは、1997年生まれの俳優ジョン・バブニアク。PS5のリマスター版では、1996年生まれのモデルであるベン・ジョーダンに交代となった。Insomniac Gamesは変更の理由について、「次世代のゲームでプレイヤーに最高のパフォーマンスを届けるため」と説明。フェイシャル・キャプチャーと声優を務めたユーリ・ローエンタールの演技に、よりフィットするフェイスモデルが必要だったとされる。
発表に対するリアクションを受け、クリエイティブ・ディレクターのブライアン・インティハー氏は「みなさんの反応は理解しています。私でさえ、新しい見た目に慣れるのには時間がかかりました」との声明を発表。PS5への進出、またシリーズの今後を見据えて、ピーターの顔と演技をより高い精度で一致させる必要があったと説明した。「シリーズの今後や、将来的な目標にとって最善の決断だと感じています。信頼していただけることを願っています」。その一方で、今後もよりよい作品にするため、ファンの声に耳を傾けていく姿勢も強調した。
また、フェイシャル・キャプチャーと声優を担当したユーリ・ローエンタールは、自身のTwitterにて「僕の顔のせい。顔の骨格がダメダメだから。骨格の責任です」とTwitterにてコメントしている。
ちなみに『Marvel’s Spider-Man』の発売当時、コミュニティ・ディレクターのジェームズ・スティーヴンソン氏は「ピーター・パーカーらしいモデルを探すのは大変でした。誰も”ピーターらしい顔”を定義できなくて」と語っていた。ジョンのピーター・パーカーは過去の実写化とは異なる新機軸だったが、今回のベンによるピーターは、どこか幼さも残した甘いルックスゆえ、マーベル・シネマティック・ユニバースのトム・ホランドを彷彿とさせる。さて、この変化がどう出るか…!
PlayStation®5(PS5)用ソフト『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』は2020年11月12日(木)発売予定。
Source: PlayStation Blog