【またやっちゃった】スパイダーマン&デッドプール、ザック・スナイダー監督を名指しで痛快ディス
マーベル・コミックのスーパーヒーローたちの中でも、ベシャリに長けた二人のヒーロー、スパイダーマンとデッドプール。これまでも何度かその毒舌でライバルDCコミックスを”口撃”してきたが、ついに関係者を実名でディスってくれた。”舌好調”の二人が今回皮肉ったのは、2016年のアメコミ映画界において『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』の賛否両論で世間を賑わせたザック・スナイダー監督だ。
刊行されたばかりの『スパイダーマン/デッドプール』#12で、ふたりはサンタクロースのようなヒゲを蓄えたパワータイプの悪党と対峙。「オレのクリスマスはメチャクチャにされた!」と叫びながら街で暴れる男を前に、まずデッドプールがこうボヤく。
「誰だよコイツ?サンタがクッキー食べるのをやめて筋トレ始めたみたいだな!」
続いてスパイダーマンが、突然ザック・スナイダー監督を引っ張り出してこんな発言。
「まるでザック・スナイダーが、サンタがプレゼントを配るんじゃなくて筋トレと殺人をする映画を撮ったみたい!」

つまり、『スパイダーマン/デッドプール』のユニバースには、ザック・スナイダーという名の映画監督が存在するということだ。同姓同名かな?(すっとぼけ)
サンタが筋トレと殺人をする映画
『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』のザック・スナイダー監督が制作するDC映画といえば、時に必要以上にダークでシリアスな作風で制作されることから、「いちいち重すぎる」という否定的な意見も見られる。スパイダーマンが皮肉った「サンタが筋トレと殺人をする映画みたい!」というのは、まさに『バットマンvsスーパーマン : ジャスティスの誕生』におけるバットマンのことだろう。同作では、バットマンことブルース・ウェインが常人離れした筋トレに励むシーンや、不殺のイメージのあるバットマンによる残虐なシーンも見られた。
https://stg-theriver-stg.kinsta.cloud/batman-kills/
マーベル・コミックの『バットマンvsスーパーマン』皮肉
ちなみにマーベルのコミックスでは、さりげなく『バットマンvsスーパーマン』を皮肉ることがこれまでにも何度かあった。たとえば2016年6月頃には、やはり『スパイダーマン/デッドプール』#6にて、昨今のアメコミ映画事情を鮮やかに皮肉りながら、『バットマンvsスーパーマン』を痛烈にディスる描写があった。
『Nighthawk v Hyperion: Yawn of Boredom(ナイトホーク vs ハイペリオン:退屈のあくび)』という名の、明らかに『バットマンvsスーパーマン』をパロった作品を仲良く観に行ったスパイディ&デップーは、その帰り道に「まるでセンスがないな。なんであいつらは1分間戦ったあと親友になれるんだ?」「このあと8本の映画を作るためのシーンなんて気にしないで、まずこの映画を面白くしろよ!」と散々な言い様。
https://stg-theriver-stg.kinsta.cloud/spidy-deadpool-dis-dc/
また、”Uncanny X-Men Annual #1″でも、道端の男がどこかで聞き覚えのあるシナリオを話し合っていた。
男1「そうなんだよ、とにかくさ、俺はヤツの脚を撃って、ヤツを片付けるために立っていたんだ。そしたらヤツがこう叫びだしたんだよ。“マーサ!マーサ!マーサ!”ってよ。」
男2「うわ、マジかよ!それがお前の母ちゃんの名前だったってか?」
男1「そうなんだよ。だからなんでヤツが俺の母ちゃんの名前を知ってやがるんだ?って思ったぜ。そのせいでさぁ…、コイツのことは殺せねぇってなっちまってよ。」
コカ・コーラとペプシコーラ、アップルとマイクロソフトのように、二大勢力がそれぞれを皮肉り合う構図が面白い。最も、このケースではマーベルからDCへの一方的なチクチク攻撃のようだが…。
Source:http://batman-news.com/2016/12/29/marvel-takes-jab-zack-snyder/
http://batman-news.com/2016/11/20/marvel-batman-v-superman-martha-xmen/