スティーヴン・スピルバーグ、史上初の快挙達成!監督作品の総興行収入が100億ドルを突破 ― 第2位はピーター・ジャクソン

最新作『レディ・プレイヤー1』が全世界で大ヒットを記録している巨匠スティーヴン・スピルバーグが、監督作品の総興行収入100億ドルを突破した史上初の映画監督となったことがわかった(全世界興行収入に基づく)。米Box Office Mojoの情報を発端として、米Entertainment Weekly誌など複数メディアが伝えている。
スピルバーグにとってキャリア史上最高のヒット作は、現在もなお熱狂的なファンを持つ『ジュラシック・パーク』(1993)の9億8,380万ドル(インフレ考慮せず)。続いて『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)の7億8,660万ドル、『E.T.』(1982)の7億1,700万ドルが並んでいる。
なお『レディ・プレイヤー1』は全世界興行収入で4億8,430万ドルを記録しており、全体の第6位に位置している状況だ(米国時間2018年4月17日現在)。
ちなみにスピルバーグに続く総興行収入の第2位は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのピーター・ジャクソンで、65億2,000万ドル。第3位は『トランスフォーマー』シリーズなどで知られるハリウッドの“破壊王”ことマイケル・ベイで64億1,400万ドルだ。この数字の差を見るかぎり、両者ともスピルバーグの記録を抜くことは困難といっていいだろう……。
以下、ランキングの上位者にはジェームズ・キャメロンや『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・イェーツ、クリストファー・ノーラン、ロバート・ゼメキスといった顔ぶれが揃っている。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と『レディ・プレイヤー1』を並行して製作するなど、その勢いが衰えるところを知らないスピルバーグは、現在も複数のプロジェクトに携わっている。監督としては『インディ・ジョーンズ5(仮題)』とミュージカル映画『ウエスト・サイド物語』が控えているほか、DCコミックス原作映画『ブラックホーク(仮題)』でも監督を務める意向だと報じられたばかりなのだ。プロデュース作品も含め、今後もヒット作をたくさん届けてくれるに違いない……!
映画『レディ・プレイヤー1』は2018年4月20日より全国の映画館にて公開中。やっぱりハンバーガーの名前にされてもおかしくないキャリアなのでは?
Sources: EW, Box Office Mojo
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore