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スピルバーグ、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』観た本音「この映画の作り方を知ってるのは自分だけだと思ってたのに」

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
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ハリソン・フォード主演『インディ・ジョーンズ』シリーズを長年手がけたスティーブン・スピルバーグが、初めて監督のバトンを手渡した最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を絶賛した。イベント「Time 100 Summit」登壇時のコメントを米Varietyが報じている。

『インディ・ジョーンズ』は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく不朽のアドベンチャー・シリーズ。スピルバーグは第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)から第4作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)まで監督を務めてきた。

もっともハリソンがインディ役を演じる最後の作品であり、シリーズの完結作でもある『運命のダイヤル』では、『LOGAN/ローガン』(2017)『フォードvsフェラーリ』(2019)のジェームズ・マンゴールドに監督の座が託された。長きにわたりシリーズを支えてきたスピルバーグは、本作ではプロデューサーの立場に回っている。

すでにディズニーの重役向けの試写にマンゴールドとともに参加したというスピルバーグは、「みんな、あの映画を愛していました。本当に良い『インディ・ジョーンズ』映画でした。ジム(ジェームズ)がやってのけたことを本当に誇りに思います」と有終の美を讃えている。「(上映が終わって)照明がついた時、周りを見渡して言いましたよ。“なんてこった! この映画の作り方を知っているのは私だけだと思っていたのに!”って」。

最新作の舞台は1969年だが、映画のオープニングは1949年。インディの宿敵であるナチス・ドイツの軍人にあふれた城のシーンから始まる。最新テクノロジーにより、インディがデジタル若返りすることも明らかになっているが、スピルバーグにとっては、自らがメガホンを取った過去作品の再現シーンも含めての評価なのだろうか。第1作から40年あまり、ついに幕が下ろされるインディの冒険を楽しみに待とう。

キャストにはおなじみインディアナ・ジョーンズ役のハリソン・フォードをはじめ、ヘレナ役に「Fleabag フリーバッグ」(2016-2019)のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、ユルゲン・フォーラー役に“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。発掘屋サラー役をジョン・リス=デイヴィスが再演するほか、アントニオ・バンデラス、シャウネット・レネー・ウィルソン、トーマス・クレッチマン、トビー・ジョーンズ、ボイド・ホルブルックらが出演する。

脚本はマンゴールド監督のほか、『フォードvsフェラーリ』のジェズ&ジョン=ヘンリー・バターワース、デヴィッド・コープ。音楽は名匠ジョン・ウィリアムズが再び手がけた。スピルバーグとともにシリーズ過去作を手がけてきたジョージ・ルーカスも製作総指揮に参加している。

映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は2023年6月30日(金)公開。

Source: Variety

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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