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『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は6つのアニメスタイルで描く ─ シド・ミード風未来世界「アース-50101」も判明

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース (パート1)
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革新的なアニメスタイルでアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)の続編『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、なんと6つのアニメスタイルを複合した作品になるという。脚本・製作のフィル・ロードが英Empireに語った。

「1作目は全編ひとつのアニメスタイルを貫いたけど、今度は6つです」とロードは話す。これまでに本作は「6つのユニバース」で展開されることが明らかになっていたが、それぞれが全く異なるアニメタッチで描かれる。

ロードは。「『ミッチェル家とマシンの反乱』で学んだことも全て活かして、この映画の野心に応えられるよう、さらに進化させています」と続けている。「新しい環境に入る度に驚かせて、でもそのアニメスタイルがストーリーを反映していて、さらに映像が感情によって動いていて、頭でっかちなアートプロジェクトとは正反対です」。

ミッチェル家とマシンの反乱』とは、『スパイダーバース』のフィル・ロード&クリス・ミラーコンビが自身のプロダクションを通じてNetflixに製作した2021のアニメ映画。こちらも『スパイダーバース』さながらの次世代的な演出が存分に盛り込まれた、活き活きとした作品だ。

さらにロードは、『スパイダーバース』ユニバースへの期待が膨らむ新情報も提供している。ロードの説明によれば、ティザー予告編に登場した世界は「アース-50101」で、通称「マンバッタン(Mumbattan)」。インドのコミックと、『スパイダーマン 2099』のNueva Yorkを参考にした世界で、『ブレードランナー』や『∀ガンダム』で知られるシド・ミード風の未来想像図だと言う。

また、再登場するグウェン・ステイシーが暮らす「アース-65」も登場し、そちらはグウェンのコミックを彷彿とさせる水彩画のウォッシュスタイルで描かれた。

現在のところ、前作同様のカートゥーン調CGアニメの世界に、水彩画のような世界が登場すると想像できる。残り4つは、果たしてどのような作風に仕上がるのだろう。今作でもアニメ映画の領域を押し広げてくれるに違いない『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は2023年公開だ。

Source:Empire

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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