『スパイダーマン:スパイダーバース』続編、米公開延期 ─ 二部作の後編『パート2』公開日も明らかに

革新的なアニメ表現でアカデミー賞長編アニメーション賞も受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)続編の米公開日が、2022年10月7日から2023年6月2日へと延期になったことがわかった。米Deadlineが伝えている。
この続編は『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース (パート1)』という原題で、二部作構成の前編。約8ヶ月の延期となる。理由は明らかにされていない。
あわせて、後編『パート2』の米公開日は2024年3月29日になることもわかった。
マルチバースからアッセンブルしたスパイダーマンを、様々なアニメーション・スタイルで描き上げた『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編映画からは、既に予告編映像も公開されている。主人公マイルス・モラレスのもとに、別のユニバースからグウェンが再び登場する場面や、「スパイダーマン 2099」と呼ばれる新たなスパイダーマンの姿も切り取られている。
「スパイダーマン 2099」役はオスカー・アイザックが演じる。アイザックは既『X-MEN:アポカリプス』(2016)「ムーンナイト」(2022)に出演しており、マーベル作品では異例の3役目ということになる。
脚本・製作のフィル・ロード&クリス・ミラーは本作について、「さまざまな次元に向かいますし、それぞれの世界に独自のアート・スタイルをもたらすことになります」と予告。公開は遅れてしまいそうだが、かつてないアニメーション体験をもたらしてくれるものとして、期待して待ちたい。
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』にはマイルス・モラレス(シャメイク・ムーア)のほか、“中年スパイディ”のピーター・B・パーカー(ジェイク・ジョンソン)も再登場。ミゲル・オハラ/スパイダーマン2099役でオスカー・アイザックが続投する。監督は『ソウルフル・ワールド』(2020)のケンプ・パワーズ、前作美術監督のジャスティン・K・トンプソン、「ヴォルトロン」(2016-)のホアキン・ドス・サントス。製作・脚本をフィル・ロード&クリス・ミラー、共同脚本を『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のデイヴ・キャラハムが務める。
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース (パート1)』は2023年6月2日、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース (パート2)』は2024年3月29日、米公開予定。
追記:日本のソニー・ピクチャーズからもアナウンスがあった。
Sony Pictures は、 “Spider-Man: Across the Spider-Verse”の全米公開日を、2022年10月7日から2023年6月2日に変更いたしました。日本では2023年の公開予定です。
また、その続編となる“Spider-Man: Across the Spider-Verse Part II”は2024年3月29日に全米公開となります。#スパイダーバース pic.twitter.com/nqK6KsRxB4— ソニー・ピクチャーズ映画 公式 (@SonyPicsEiga) April 21, 2022
Source:Deadline