『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』MJが働くドーナツ店、実在する

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『スパイダーマン』シリーズ最新作、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではヒロインのMJが、ドーナツ屋の従業員として登場する。どうやら、その店は現実世界に実在するようだ。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではピーター・パーカーとネッドが、MJがアルバイトするドーナツ屋に集まり、みんなでマサチューセッツ工科大学からの合否通知を確認する場面が描かれる。そのドーナツ屋の基になったのは、ニューヨーク・ブルックリンにある「Peter Pan Donut & Pastry Shop」。家族で経営されているこの店は、1950年代から60年以上に渡り地元で愛され続けており、ニューヨークの伝説として刻まれている。
“現実の世界”に存在する名店は、“MCUの世界”にも登場し、さらなる歴史に刻まれることになったわけだが、どんな経緯で使用されることになったのか。Esquireのインタビューによると、共同経営者のドナ&ディミトリ・シアファカスは、プロデューサーからの依頼を迷うことなく許諾したのだという。「『スパイダーマン』のプロデューサーのひとりが近くに住んでいて、この店に来られました。この店が大好きみたいで、“『スパイダーマン』の次回作に登場させたい”と依頼され、私はこう返しました。“連絡なんて必要ないです。自由にやってください。断る人なんていませんよ”と」。
実のところ劇中に登場した店は本物ではなく、ジョージア・アトランタのスタジオでセットとして再現されたもの。「映画の中のお店は少し小さく見えましたし、ドアの位置が違います」としながらも、シアファカスは「本当に良い仕事をしてくれました」「ドーナツの飾り方まで同じような感じでした」と、その再現度の高さを評価している。このインタビューが行われた段階ではまだ本作は未鑑賞だったようだが、シアファカスの甥は劇場で思わず大声を出してしまったとのことだ。
地元民に長きに渡り愛され続けている「Peter Pan Donut & Pastry Shop」だが、MJが働く場所をひと目みたいというファンが、聖地巡礼のためによく訪れるようになったという微笑ましい話まで明かされた。またディミトリは、MCUの世界にこの店が登場し続けることに前向きな姿勢を示している。ヴィランたちからの襲撃で破壊されてしまう可能性もあるが、そこはどうかスパイダーマンに守ってもらいたいところだ。
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Source:Esquire