アンドリュー・ガーフィールド、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』には「本物のブラザーフッドがあった」と兄弟愛

世界中のファンを大きな感動に包んだ『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)。中でも奇跡と言えるあの名シーンについて、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでスパイダーマン/ピーター・パーカー役を演じたアンドリュー・ガーフィールドがGQのインタビューで語っている。
マルチバース化により、サム・ライミ版『スパイダーマン』、『アメイジング・スパイダーマン』で活躍した過去のスパイダーマンがカムバックし、トム・ホランドとの夢の共演が実現した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。ホランドが「僕たちは生き別れの兄弟みたい」と表現すれば、アンドリューもその3兄弟の「ブラザーフッド」に深い愛を感じていることを語っていた。
この度のインタビューでアンドリューは、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが2作目をもって打ち切りになったことについて、「どんな運命になろうがオープンでいたものの、未完成だという想いはありました。あの経験は一体何だったんだろう?僕は自分のリビングルームでどうやってあの輪を閉じればいいのだろう?って」と率直に語っている。完成しなかったシリーズに強い思い入れがある一方、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』への想いはまた一味異なるようだ。
「『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に出演するのはただただ美しいことでした。仲間たちとスパイダーマンのショートフィルムに出る感覚でしたね。僕のプレッシャーはなくて、全てはトムの肩にかかっていました。彼の3部作ですから。
トビーと僕はそこではサポートに徹して、できる限り良い時間にして、できる限り独創的に、想像力豊かに、そしてできる限り無口(dumb)でいるように努めました。
3人の間で、僕は”おお、これは面白くなりそうだ”って感じでした。3人とも、自分がキャラクターの持ち主であるというリアルな感覚を抱いていました。だけどブラザーフッドありきだと思いますし、撮影したものを通じて、それが表れていると思います」
ファンの中にも、ピーター・パーカー3兄弟にも、永遠にブラザーフッドは息づいているのだろう。アンドリューは、同役について過去にこうも語っていた。「演じているときも、そうでないときも、ピーター・パーカーは僕の一部であり続けると思います。深いところで繋がっていると感じるんです」。
Source:GQ