【ネタバレ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でカムバックしたリザード、もう少しで外観デザインが変更されるところだった

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。
『ノー・ウェイ・ホーム』版リザードのデザイン
『アメイジング・スパイダーマン』でもビジュアルエフェクト・スーパーバイザーを務めたクリス・ワーグナーが、米befores&aftersの取材に応え、『ノー・ウェイ・ホーム』のリザードに「いくつか身体的変化を与えよう」と模索したと明かしている。
「『アメイジング・スパイダーマン』のリザードはコミックの他の脚色作品とは異なり、かなり具体的なデザインでした。この映画(『ノー・ウェイ・ホーム』)では、いくつか新しい(リザードの)身体的な変化を検討することから始めたんです。ですが最終的に、映画製作者がリザードを以前と非常に似たデザインに保ち、少しばかり微妙な変更だけ取り入れることになったんです。」
『アメイジング・スパイダーマン』とは違い、『ノー・ウェイ・ホーム』でのリザードは、自由の女神で繰り広げたスパイダーマンとの決闘後まで爬虫類の姿のままだ。その点についてもワーグナーが触れている。
「この映画で、リザードが持つ個性の様々な側面を探求することは、我々、映画製作者にとって重要でした。VFXチームがリバティ島でリザードを解き放つことは、とても楽しかったです。 彼は全てをブチ壊す乱暴者のようでした。建設エリアを駆け抜けて足場を破壊し、ネッドとMJを追いかけている間、爬虫類の怒りに満ちていました。対して映画の前半では、彼がサンクタム(ドクター・ストレンジとウォンの家)に捕われている時は、他のヴィランたちと会話をして自分の運命について尋ね、微妙な顔の特徴とボディランゲージを駆使して、リザードの異なる側面を見せて多くの個性を表現しています。」
『ノー・ウェイ・ホーム』のリザードは登場シーンのほとんどが爬虫類の姿だったため、VFXチームは、その状態でキャラクターの個性に変化をつける点を意識したようだ。そういう意味では、コナーズ博士&リザードという、別の存在としてキャラクターを表現できた『アメイジング・スパイダーマン』よりも難しかったと言えるかもしれない。
ちなみに、リザードと共にカムバックしたグリーンゴブリンとエレクトロのスーツは、彼らが登場した以前のフランチャイズ作よりもバージョンアップされている。以前のインタビューでグリーンゴブリン役のウィレム・デフォーは、サム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズの時よりもコスチュームが大幅に改良されたと明かしていた。
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Source:befores&afters