【ネタバレ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』リザードの予告編での奇妙な動き、VFX担当者がコメント ─「いろいろな噂が流れたのは知っている」

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。

リザードはもうひとりのピーターと対決していた
まずは、リザードの奇妙な行動について簡単に振り返ってみよう。その様子が捉えられていたのは、ブラジル版の予告編。エレクトロとサンドマン、リザードがスパイダーマンひとりに襲いかかっていく場面で、リザードが明後日の方向に勢いよく飛んでいた。そればかりか、リザードが空中で首を左に激しく振っているような姿が確認されたのだ。ファンのあいだでは、“見えない誰か”と戦っているという説が浮上したのである。
その説はまさに正解だった。このシーンは、トム・ホランドふんするピーターがヴィランたちを救うために、ほかのユニバースからやってきたトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドによるピーターと共に最後の戦いに向かう時の一幕。1対3の構図に見えた予告編は、VFXの処理が施される前のものだったというわけだ。
Before and Aftersのインタビューにて、VFXスーパーバイザーのクリス・ウェグナーは、「マーケティングチームから、WIPやそのほかのさまざまなメディアを提供するよう求められることがよくあります」と本件の裏側について説明。“WIP”とはワーク・イン・プログレスの略で、進行中/未完成の作品のことを意味している。
あくまでもその素材を提供するだけで、どんな内容の予告編になるのかは本人たちでさえ事前に報告を受けているわけではないのだという。「彼らから要求されたもののほとんどを提供していますが、メインストリームでリリースされるまで、最終的な作品を観ることはありません」。もっとも、「インターネットが騒がしくなり、いろいろな噂が流れたのは知っています」と話題は把握していたようだ。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、2022年1月7日(金)より公開中。
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Source:Before and Afters