『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』本編にヴェノムが登場する案があった ─ でもやっぱり間に合わなかったかも

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』には、本編にヴェノムが登場するというアイデアがあったようだ。英Empireを元に複数メディアが報じている。
この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。
『ノー・ウェイ・ホーム』のミッドクレジットシーンでは、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)のエンディングの続きが描かれ、MCUの世界線に飛ばされたヴェノム/エディ・ブロックが登場。“2人”がバーテンダーからアベンジャーズやサノスの存在について“講義”を受けていると、そのタイミングでドクター・ストレンジが放った呪文により、光に包まれて元の世界へ戻って行く展開となっていた。
しかし、『ノー・ウェイ・ホーム』でエリック・ソマーズと共同脚本を手がけたクリス・マッケナが、クライマックスで展開された自由の女神像での最終決戦に、ヴェノムが参戦するシナリオもあったと明かしている。
「エディ・ブロックはMCUに姿を見せますが、バーから出ることはありませんでした。ですが、もっと早くに彼が現れるバージョンもあったんです。僕たちは、自由の女神にエディを登場させようしていましたし、彼がリンカーン・トンネルに(渋滞で)ハマってしまうアイデアさえ考えていました。」
リンカーン・トンネルとは、マンハッタンとニュージャージー州を結ぶトンネル。仮にそのアイデアが採用されていたとしても、渋滞にハマったエディは自由の女神の最終決戦には間に合わないまま、元の世界に転送されていた可能性が高そうだ。
結局、『ノー・ウェイ・ホーム』にヴェノム/エディの本編入りは叶わなかったが、エディが元の世界に転送されるときにバーカウンターにシンビオートの一部が残っていた。これについてソマーズは以前、「将来的にヴェノムがMCU作品に参戦するエキサイティングな可能性が残されています」と答えていたことから、近いうちにヴェノム/エディをMCUで目に出来るかもしれない。今度は戦いに間に合うといいね。
Source:Empire,Comicbook.com