ジェームズ・ガン版『ザ・スーサイド・スクワッド』が完成 ─ 監督「一度も干渉を受けなかった」と満足

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』が完成したことがわかった。ガン監督が米ワーナー・ブラザースとの製作を円満に終えたことを報告している。
DCコミックスの悪党たちが大集合する『ザ・スーサイド・スクワッド』は、デヴィッド・エアー監督による2016年版から一新され、ガン監督のオリジナル作品として作られる。離島コルト・マルテーゼ島を舞台に、総勢20名以上のスーパーヴィランたちによるバトルロワイアルが繰り広げられることになる模様だ。
自身のTwitterを更新したガン監督は、「『ザ・スーサイド・スクワッド』の製作が完全に終わりました」と報告。これに続けて「一つひとつの選択を全て自分で行い、一度も干渉を受けませんでした」と、ワーナー側への感謝を綴っている。「製作側からは、役に立つちょっとしたコメントをいつも頂きました。活用したければそうしましたし、そう思わなければ参考にしませんでした。ワーナーは創造性の側面からも素晴らしかったです」。
#TheSuicideSquad is fully finished and cut and I made every single choice and they never once even slightly interfered. They gave very few notes – they were usually good and minor and I took them if I wanted to and didn’t if I didn’t want to. Warners was creatively amazing.
— James Gunn (@JamesGunn) February 5, 2021
本作の撮影は2020年2月に終了済み。以降、ポストプロダクション(撮影後作業)が進められており、同年末にはカット編集が完成したことをガン監督自らが伝えていた。残すは視覚効果、音楽、音響のみであったが、このたび遂に完成したということだ。2021年8月6日の封切りまで、あとは無事に公開されることを信じて待つのみである。
キャストには2016年版から、ハーレイ・クイン役マーゴット・ロビーやリック・フラッグ役ジョエル・キナマン、キャプテン・ブーメランジェイ・コートニーらが復帰。また新キャラクターには、ブラッドスポート役でイドリス・エルバ、ピースメーカー役でジョン・シナ、サヴァント役でマイケル・ルーカー、ヴィーゼル役でショーン・ガンといった実力派の面々が集結した。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)でガン監督とタッグを組んだシルヴェスター・スタローンの出演も判明している。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国の劇場&HBO Maxにて公開予定。