『スーサイド・スクワッド』新作映画、デッドショットは登場しない ─ ウィル・スミスとの重複を避け、イドリス・エルバは別キャラクター演じる

ジェームズ・ガン監督が手がけるDC映画『スーサイド・スクワッド』新作『ザ・スーサイド・スクワッド』に、デッドショットが登場しない意向が明らかになった。米Varietyが伝えている。
デッドショットは、2016年公開の第1作目ではウィル・スミスが演じたキャラクター。かつて百発百中のヒットマンとして暗躍していたが、バットマンに囚えられて投獄されていた。劇中では中心人物として物語をリードした、欠かせない存在だ。
この度の『スーサイド・スクワッド』は、前作の続編ではなく、新たに物語を描き直す“全面リブート”の類の作品であることが分かっている。一方で前作キャストが引き続き登場することもあるようで、例えばキャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニーは再登場すると伝えられている。
デッドショットについては、多忙なウィル・スミスがスケジュール上の都合で離脱。代役として『マイティ・ソー』シリーズなどで知られるイドリス・エルバが出演交渉に入っていたが、同役は演じない運びとなった。
報道によれば製作陣は、いわゆる”創作上の相違”などではなく、スケジュール都合という止むなき理由で続投できなかったウィル・スミスに失礼のないよう、また将来的に復帰できる可能性も考慮して、この判断に至ったという。製作陣は数週間に及ぶ協議を重ね、「正しい動き」と感じているようだ。イドリスが代わりにどのような役を演じるかは、現時点で定かになっていない。

また、米The Wrapがとらえた情報によれば、スーサイド・スクワッドことタスクフォースXの創始者アマンダ・ウォラー役のヴィオラ・デイヴィスも続投する模様。米Varieryはほかに、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーも続投の見込みと添えている。ともなると、いよいよ”全面リブート”の定義も分からなくなってくるが…。
監督と脚本を務めるのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督。プロデューサーには数々のDC映画を手がけてきたチャールズ・ローヴェンと前出のピーター・サフラン、エクゼクティブ・プロデューサーとして『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)などのザック・スナイダーとデボラ・スナイダーが参加する。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド(邦題未定、原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。前作『スーサイド・スクワッド』Blu-ray&DVDは発売中。
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