ギレルモ・デル・トロ製作、新作ホラー映画の撮影が近日開始 — 子どもたちが不気味な連続死の謎を追う

『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)でアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロがプロデューサーを務める、新作ホラー映画『Scary Stories to Tell in the Dark(原題)』の撮影が近日中にトロントで始まることがわかった。
この事実を発表したのはデル・トロ本人。Twitterを通じてファンの質問に答える形で明かされている。
We start shooting in a few days- in Toronto! https://t.co/u8pCMfjAD1
— Guillermo del Toro (@RealGDT) 2018年8月21日
当初、デル・トロは本作の監督を務める予定だった。その後、監督を降板してプロデュースのみ担当することが発表された際にはデル・トロがどこまで関わるのか不安視されていたが、このツイートを見る限り、その心配は無用そうである。
デル・トロに代わり本作でメガホンを取るのは、『ジェーン・ドウの解剖』(2016)のアンドレ・ウーヴレダル。プロデューサーを務めるのはデル・トロの他、『ベン・ハー』(2016)のジェイソン・F・ブラウン、『キャリー』(2013)や『シェイプ・オブ・ウォーター』のJ・マイルズ・デイルなど。
また、主人公ステラ役を『ANNIE アニー』(2014)のゾーイ・コレッティが演じることが米Deadlineなど複数のメディアで報じられている。
「ゾッとする楽しい旅」
原作となるのはアルヴィン・シュワルツ著の同名ベストセラー児童文学シリーズ。その映画化作品となる本作は、小さな町で起こる不気味な連続死の謎を子供たちが解き明かそうとする物語になるという。
ちなみに米Colliderは独自の取材によって、さらに詳しいあらすじを入手している(あくまで公式情報ではないのでご留意いただきたい)。
同サイトの情報によると、主人公の少女ステラ・マイケルはハロウィンに母親が失踪した女の子ステラ・マイケル。その事件について父親が何か隠しているとステラは疑っている。事件から一年後、ステラと友人がハロウィンに仕掛けたいたずらが大惨事を巻き起こす。しかし、それは本当に彼女たちが原因なのか。それとも失踪事件の謎を追う子供たちを、自らの怖い話を利用して襲う女性の幽霊の仕業なのか……。
ちなみに原作小説の第3作『Scary Stories 3: More Tales to Chill Your Bones(原題)』に登場した、人間カカシの“ハロルド”や顔からクモの足が生えている女の子“ザ・レッド・スポット”が出るという証言もある。
本作に米CBS局と共同出資しているeOne社の代表スティーブ・ベルトラム氏は、「世界中の観客が椅子から飛び上がるような、ゾッとする楽しい旅になりますよ」とコメント。どのような作品がデル・トロをはじめとした製作陣によって生み出されるか、今からとても楽しみだ。
映画『Scary Stories to Tell in the Dark(原題)』は2019年全米公開予定。
Sources: Collider, ComingSoon.net, Deadline
Eyecatch Image: Photo by GuillemMedina