「ストレンジャー・シングス」の「裏側の世界」、当初は違う呼び名だった ─「次第に定着していった」と監督

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)に登場する、人々が生きる世界とは違う別次元の“裏側の世界(The Upside Down)”。シリーズ最大の謎である裏側の世界は、ファンであれば誰もが知っている名前だろう。シリーズ最大の謎である裏側の世界については、ファンであれば誰もが知っていることだろう。もっとも初期の構想案では、“裏側の世界”との呼称ではなかったようだ。
2016年からスタートしたシーズン1からシーズン4まで、超能力を持つ少女のイレブンをはじめ、マイク、ウィル、ダスティン、ルーカス、マックスたち子どもたちが、ホーキンスに突如出現した裏側の世界の謎に迫る物語が描かれてきた。シーズン4ではこれまで明かされてこなかった裏側の世界の謎が次々と紐解かれたが、それでも怪物たちが潜む世界の脅威は止まっていない。フィナーレとなるシーズン5では、裏側の世界と表側の世界の最後の戦いが描かれることになりそうだ。
シーズン1第8章のエピソードタイトルにもなっている裏側の世界だが、どうやら製作陣はこの呼び名が定着するとは想像さえしていなかったようだ。こう明かしたのは、シーズン1からエピソード監督を務めており、シリーズのエグゼクティブ・プロデューサーであるショーン・レヴィ。シーズン4のネタバレありのアフターショーに登場した監督は突然、「皆さんは知らないと思いますが、“The Upside Down(裏側の世界)”という呼び名になるはずではなかったんです」としながら、「シーズン1のアウトラインでは、“The Nether(ザ・ネザー)”と呼ばれていました」と証言している。
「ザ・ネザーとは、私たちの生きる世界と共存する異次元の世界で、一見すると私たちの世界そのもののようですが、とにかく混沌としているんです」と続けるレヴィ。初期の概要で呼ばれていた名称は違ったようだが、その世界観に変更はなさそうだ。
それではなぜ呼び名は変わったのだろうか。そのきっかけはレヴィいわく、「本作のキャラクターが、“The Upside Down(裏側の世界)”と呼んでいて、その呼び名が定着していったんです」とのことだ。シーズン1にてマイクやイレブンたちが口にした言葉が、自然と視聴者や製作陣の中で定着しはじめ、やがて正式な名称となったということだろう。
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は独占配信中。
▼「ストレンジャー・シングス」の記事
ハリウッドのストライキ終結後、制作再開される作品はどれ?「ストレンジャー・シングス」『ワイスピ』など、各スタジオ最優先タイトル計画 ハリウッド再開へ 「僕は仲間外れで人に理解されなかった」 ─ 映画『グランツーリスモ』デヴィッド・ハーバー「だからそういう人に、自分は理解されていると感じて欲しい」【インタビュー】 「胸アツなスポーツ映画でもある」 「ストレンジャー・シングス」の結末は「ものすごく感動的」とデヴィッド・ハーバーが予告 「とてつもない規模」 「ストレンジャー・シングス」最終シーズン、ついにウィルが「中心的な役割」果たす そうならなくてはいけない 舞台「ストレンジャー・シングス」映像公開、シーズン5へのつながりを示唆 「次に起こることへの鍵」?
Source:Stranger Things 4 Vol. 2: Unlocked