「ストレンジャー・シングス」シーズン4、ホッパーの坊主は『ブラック・ウィドウ』の影響

Netflixの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4では、ジム・ホッパーが帰ってくる。公開されているティザー映像には、雪の降り積もるロシアで力仕事をさせられるホッパーの姿が映し出されているが、これまでと大きく違う点はなんといってもその容姿。ロシアン帽を取ったホッパーは、ヒゲが剃られ、さらには坊主頭だ。この容姿激変の理由には、マーベル・スタジオの新作映画『ブラック・ウィドウ』の影響があったという。
これを語るのは、ホッパーを演じるデヴィッド・ハーバー。『ブラック・ウィドウ』にも、レッドガーディアンという役で出演している。このたび米トーク番組に出演したハーバーは、2019年3月当時を回顧。ハーバーの記憶によれば、この時期に「ストレンジャー・シングス」シーズン3の撮影を終えたという。「この時から、僕(ホッパー)がロシアの牢獄に行くことになるのは知っていました」と、ハーバーは話している。
「そのちょうど1ヶ月後、マーベルから電話があって、ロシアの刑務所から出てきたような男を演じてほしいと頼まれたんです」と続けるハーバー。つまり、「ストレンジャー・シングス」と『ブラック・ウィドウ』で同じような設定のキャラクターを演じることになってしまったのだ。
「ロシアに行ったホッパーが、スーパースーツを着てレッドガーディアンになって『ブラック・ウィドウ』に出てくる、みたいな説もあって」と、ネット上の反応を楽しく紹介するハーバーだが、レッドガーディアン役のオファーを受けた当時は、もっと現実に目を向けていたそう。「僕(ホッパー)は髪が伸びていて、ヒゲも生やしていて体がでかくて。“髪が長くてひげをたくわえた囚人の男には(同時に)なれない”と思いました」。そう語るバーバーは、これを避けるために『ブラック・ウィドウ』の撮影現場でこっそり行ったことを明かしている。
「現場で、誰にも気付かれないように写真を撮って、(『ストレンジャー・シングス』で製作を務める)ダファー兄弟に送ったんです。彼らが同じ色を使わないようにするために。(ホッパーとレッドガーディアンの)見た目や着るものが違うものになるようにも気をつけました。彼らに写真を送り続けたんですけど、結局同じような髪とヒゲになってしまって。そこで僕は、“これはダメだと思います。マーベル映画に出るんですよ。ヒゲも髪もNGなんです”って伝えました。それで、全く違う容姿を思い付いたんです。彼の頭を刈るなりなんなりしたんです。」
ところで、レッドガーディアンとホッパーの容姿が重なると知ったハーバーは、なぜホッパーの容姿を変えることにしたのかは気になるところ。あくまで推測の域を出ないが、もしかすると長い付き合いである「ストレンジャー・シングス」に対し、『ブラック・ウィドウ』が属する一大フランチャイズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」に初参戦なだけあって、無意識に気を遣っていたのかもしれない。『ブラック・ウィドウ』は、2021年7月8日より劇場公開開始。「ストレンジャー・シングス」シーズン4の配信は、2022年以降とされている。
Source: Jimmy Kimmel Live