『ジョン・ウィック』監督、マーベル映画『ブレイド』希望 ─ 「ヴァンパイアと武術アクション」融合に意気込み

人間とヴァンパイアのハーフである黒人ヴァンパイアハンターの戦いを描いた『ブレイド』再映画化に、『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督が名乗りを上げた。米Comicbook.comに語っている。
『ブレイド』は、1998年から2002年にかけてウェズリー・スナイプス主演で実写映画が3作製作された、言わばマーベル映画の元祖。その後、数々のスーパーヒーロー映画が製作され、現在はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)が一線を画する規模で展開されている。
「スーパーヒーローの大ファンというわけではないのですが」と断りながら、「映画は楽しんで観ている」とスタエルスキ。「『アベンジャーズ』大好き。『キャプテン・アメリカ』大好き。ジェームズ・ガンの『ガーディアンズ(オブ・ギャラクシー)』も好きで、監督として彼を研究もしました。『マイティ・ソー バトルロイヤル』もすごく笑えた。賢いですよね。色々観てきましたよ」。
そんなスタエルスキが「もしも機会があるなら」として監督を希望したのがブレイドだ。近い将来には、『グリーンブック』などのマハーラシャ・アリ主演にてMCUで再映画化する予定にもなっている。
スタエルスキはここで「もし『ブレイド』がまたやるなら」と話しているから、このリブート予定を知らないのかもしれない。ともかくスタエルスキは、「もしも機会があれば、挑戦してみたいのは『ブレイド』」と熱望。「ヴァンパイアと武術アクション」という組み合わせを「再発明してみたい」とチャレンジ精神がくすぐられているようだ。
スタエルスキ監督は、格闘家・スタントマン出身という持ち味を活かして『ジョン・ウィック』を大ヒット・アクションシリーズに導いた。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギにして「ブレイドの新たな形を探し続けてきた」という『ブレイド』新企画に就任できれば、スタイリッシュなアクションを導入してくれそうだ。スタエルスキにとってもビッグステップになることは間違いない。
ちなみにスタエルスキ監督の今後には、『ジョン・ウィック』4作&5作、パラマウント・ピクチャーズにて企画が進行中の高速カーアクション映画、『プレデターズ』(2010)の脚本・製作総指揮とタッグを組むファンタジー映画といった監督作が控えており、製作業も忙しい。『ブレイド』の方はまだ撮影時期や公開予定時期も何も伝えられていないから、可能性はゼロではないはずだ。
ちなみにスタエルスキ監督と『ジョン・ウィック』シリーズを一緒に手掛けるデヴィッド・リーチや、『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020)監督のアディル&ビラルのコンビも『ブレイド』監督を希望している。
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Source:Comicbook.com