もしもスタン・リーに『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』カメオ出演をお願いできたら?

ついてくるがいい。そして問いかけよ。“もしも……”と。
数多くのマーベル・ヒーローたちの生みの親であるスタン・リーにとって、スパイダーマン/ピーター・パーカーは可愛い息子か孫のような存在だろう。スタン・リーは、サム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)にカメオ出演して以来、ほぼ全てのマーベル映画にこっそり登場。劇中でスタン・リーの姿を探すことが、ファンのささやかなお楽しみとなっていた。

2018年にこの世をさったスタン・リーは、12月28日が誕生日。そんなスタン・リーに、もしも『ノー・ウェイ・ホーム』へのカメオ出演をお願いできていたら、どんなシーンが良かっただろう?
そう尋ねられたのは、これまで全ての『スパイダーマン』シリーズに携わってきたエイミー・パスカルと、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ。パスカルは「まだお見せしていないラストシーンに出てほしかった」と即答している。
一方で、この質問を想定していなかったというファイギは「スタンが亡くなったことは今も信じられない。どの場面でもいいからカメオ出演してほしかった」と話す。

ファイギは「ある意味スタンは、全シーンに存在している」と語り、エイミーも大きくうなずく。スタン・リーと共にスパイダーマンを生み出し、2018年に亡くなったスティーヴ・ディッコのスピリットもこの作品のすべてのコマに入っている、と2人はリスペクトする。
「スパイダーマン映画史上最高傑作」との呼び声も高い『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。海外の興行収入は既に10億ドル突破の大記録を打ち立てている。スタン・リーも、きっと天国で喜んでいることだろう。エクセルシオール!

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、2022年1月7日(金)全国の映画館にて公開。