「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」バッキー役セバスチャン・スタン、2代目キャプテン・アメリカを改めて語る ─ 襲名の可能性は「なかったと思う」

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を経て、ドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(邦題未定、原題:The Falcon and The Winter Soldier)」を控える、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタンが、“キャプテン・アメリカ”襲名の可能性を改めて語った。
この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストに待っていたのは、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカが自分の欲する人生を歩むため、過去に戻って、もうひとつの可能性を選び直すという展開だった。すべての任務を終えたスティーブは、年老いた姿で現代に戻ってくると、サム・ウィルソン/ファルコンにキャプテン・アメリカの盾を託す。かくして、“2代目キャプテン・アメリカ”の座はファルコンが手にすることになった。
もっとも、コミックの世界では、サムのみならずバッキーにもキャプテン・アメリカとして活躍するストーリーが存在する。マーベル・シネマティック・ユニバースではサムが新たなキャプテン・アメリカとなり、来たる「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」では2人の新たな物語が紡がれるわけだが、この展開をバッキー役のセバスチャンはどう受け止めたのか。
米Yahoo! Entertainmentのインタビューで「別の可能性もあったのでは」と問いかけられたセバスチャンは、「わからないですけど、(可能性は)さほどなかったと思います」との見方を示した。
「バッキーにとって意味のあることではないと思うんです。ずっと囚われてきたところから抜け出して、新しい歴史を作ろうとしている男に、盾を渡す理由はないですよね。撮影の日、(ファルコンが盾をもらうことを)知った時のことを覚えてます。“わあ、これで決まりだ”と思いましたが、しっくり来ました。これまで長い間、サムはスティーブの右腕だったんですよね。」
セバスチャンのコメントは、『エンドゲーム』を手がけたジョー・ルッソ監督の「バッキーは精神に大きな傷を負っていて、今でも精神を乗っ取られてしまう可能性があります。その問題はまだ解決されていない」「サムはキャップに一番近い倫理観を持っている」という発言にも合致している。スティーブにとって、サムとバッキーの立ち位置は大きく違ったということでもあるだろう。
ちなみにセバスチャンは、2018年2月の時点で、キャプテン・アメリカ役について「もちろん、いつかやってみたいですよ」と語っていた。「そんな日が来るのかわかりませんし、僕が演じたら、みなさんの知るキャプテン・アメリカとはまるで別物になると思いますけど」と。もしも実現することがあるにせよ、それは当面先のことになりそうだ…。
ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(邦題未定、原題:The Falcon and The Winter Soldier)」はDisney+にて2020年秋に米国配信予定。
Source: Yahoo!