セバスチャン・スタン、ドラキュラ伯爵を演じたい ─ 『ドラキュラ』新作監督にメールで打診済み

マーベル映画のバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタンが、数々のモンスター映画でおなじみ「ドラキュラ」役への就任に意欲を示している。米The Hollywood Reporterにて本人が語った。
ことのきっかけは、2018年にセバスチャンが出演した映画『Destroyer(原題)』を手がけたカリン・クサマ監督が、ブラムハウス・プロダクションズ製作によるドラキュラ映画(タイトル未定)に就任したこと。セバスチャンは、同作とクサマ監督について「映画のことも、彼女のことも大好き。とても良い時間を過ごしました」と語り、監督との再タッグを強く望んでいるのだ。
「(ドラキュラについて)もう監督にはメールしてあるんですよ。“ご存知のとおり、僕はルーマニア出身ですからね”って。そしたら、“はい、はい。まだ(企画は)初期段階だから”って返事が来ました。今はパンデミックだし、できれば4年以内にね、と(笑)。」
1897年に発表された“元祖ドラキュラもの”、ブラム・ストーカー著の小説『ドラキュラ』では、主人公のドラキュラ伯爵がルーマニア出身との設定。モデルとなったのは、15世紀にルーマニア・ワラキア公国を治めていたヴラド3世だった。ルーマニアという共通点やクサマ監督との関係性はもちろんのこと、セバスチャンのビジュアル、数々の作品で見せてきたさりげない艶やかさ、振る舞いの端々に内面の悲しみをにじませる演技などを鑑みると……実現すれば、きっとはまり役になるはずである。マントを羽織ったドラキュラ姿、かんたんにイメージできるではないか。
ちなみにセバスチャンは、クサマ監督について「すごくイメージが具体的で、しかも僕自身が(役柄を)模索することを許してくれた」と述べて、絶大なる信頼を明かしている。「僕の選択に安心感と自信を持たせてくれました。もっとたくさんの方に『Destroyer』を観てもらいたいと思っています」。ちなみに、『Destroyer』はキノフィルムズの配給により、2020年秋に日本公開予定と告知されている。詳細は続報を待とう。
Source: The Hollywood Reporter