『プラダを着た悪魔』スタンリー・トゥッチ、財宝スリラーで悪名高き冒険家演じる ─ スペインのグラフィックノベル原作

『プラダを着た悪魔』(2006)『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)などで知られるスタンリー・トゥッチが、海に沈められた財宝を巡る新作スリラー・ドラマ「La Fortuna(原題)」に出演することがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。
本シリーズの原作は、スペイン出身の漫画家パコ・ロカとギレルモ・コラールによるグラフィック・ノベル『El Tesoro del Cisne Negro』。同作は、発見された財宝の所有権を巡ってアメリカとスペイン間で繰り広げられる巨大な法廷闘争を描く。一方、全6話構成の本シリーズでは、若きスペイン人外交官アレックス・ベンチュラ(アルバロ・メル)が、悪名高き冒険家フランク・ワイルド(トゥッチ)によって盗まれた沈んだ財宝を取り返す任務にリーダーとして挑む姿に焦点が当てられることになる。
監督・共同脚本は、『アザーズ』(2001)や2005年アカデミー賞外国語作品賞『海を飛ぶ夢』(2004)などで知られるアレハンドロ・アメナーバルが務める。本シリーズはアメナーバルにとって初のドラマ作品となる。製作を務めるのは、「ブレイキング・バッド」(2008-2013)「ウォーキング・デッド」(2010-)など、数々のヒット作を生み出す米AMC Studiosとスペインに拠点を置く制作会社Movistar Plusほか。撮影は2020年8月初頭にもスペインにて開始される予定で、2021年に北アメリカでの撮影を控えている。放送開始は2021年後半に見込まれているという。
トゥッチ演じるフランク・ワイルドと対峙する外交官を演じるのは、スペイン出身のモデル・俳優のアルバロ・メル。ほか共演者には、『スキン~あなたに触らせて~』(2017)アナ・マリア・ポルボローザ、『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)クラーク・ピーターズ、「セックスエデュケーション」(2019-)T・ニア・ミラー、『ペイン・アンド・グローリー』(2019)ペドロ・カサブランクら国際色豊かなが面々が名を連ねている。
冒頭の代表作ほか『トランスフォーマー』『ハンガー・ゲーム』シリーズなど、数々の話題作に出演を重ねるトゥッチは、今後に『キングスマン: ファースト・エージェント』(2020年9月25日公開)を控えている。