『スター・トレック』スポック役ザッカリー・クイント、シリーズ復帰は「みんな喜んで受け入れる」

J・J・エイブラムス製作、映画『スター・トレック』シリーズでスポック役を演じてきたザッカリー・クイントが、再びシリーズへの復帰に関心を示している。
現在、パラマウント・ピクチャーズは『スター・トレック』の今後について検討中。米CBSのテレビ番組「The Talk」に出演したザッカリーは、次回作への出演についての関心を問われると、「もちろんありますよ」と応じ、共演者と今でも連絡を取り合っていることを明かした。
「エンタープライズのクルーとして、いつも(共演者たちと)そういう話をしているんです。僕たちみんな、実際にすごく近しい友人同士だし、復帰して物語を描きつづけられる機会があるのなら、みんな喜んで受け入れると思います。今のところ、市場が飽和状態のようだし、映画のほうがどういう計画なのかは知りません。だけど、(スタジオが)僕たちを“転送”しようとしてくれるなら、みんな準備はできています。」
2020年6月、クイントは「映画版がまた実現するんじゃないかという期待や確信を持つことからは身を引きました」と語っていた。当時は「もし実現したら素晴らしいことですが、実現するまで待ち続けるつもりもありません」「これで終わりだとしても、自分の人生を振り返って、“そういうものだったんだ”と言えば、それは素晴らしいことだと思います」と述べて、前作『スター・トレック BEYOND』(2016)が最後の出番になる可能性も受け入れる姿勢を示していたのだ。
わずか数ヶ月のあいだに、クイントの心境に変化があったのかどうかはわからない。しかし、8月にはパラマウントが『スター・トレック』第4作(タイトル未定)の企画を保留したことが明かされていた。脚本・監督に就任していたノア・ホーリーによれば、同作は登場人物を一新して独自路線を進む方針だったとされる。もっともスタジオ側はシリーズの未来を再検討していると伝えられており、クイントらが復帰しての続編が作られる可能性も残されている状況だ。
ちなみにジェームズ・T・カーク役のクリス・パインは、2018年に第4作への出演契約を結んでいたものの、のちにスタジオ側と交渉が決裂。ところが2020年9月には、次回作について「参加できたらいいですね。僕はやりたいと思っているんですよ」と話していた。
Source: ComicBook.com