『リロ&スティッチ』実写映画版、スティッチ役声優が続投 ─ オリジナルキャスト3名が復帰へ

ディズニーの人気アニメ映画『リロ&スティッチ』(2002)の実写映画版に、オリジナル版でスティッチの声を務めたクリス・サンダースが復帰することがわかった。すでに撮影はハワイにて開始されている。米The Hollywood Reporterが報じた。
映画シリーズやテレビ版「リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ」(2003-2006)などでスティッチ役を演じてきたクリスは、オリジナル版『リロ&スティッチ』の監督・脚本・原案を務めた、いわばこの作品の生みの親。声優業は本職ではなく、近年は『ヒックとドラゴン』『クリードさんちのはじめての冒険』シリーズなどで監督・脚本・製作を担当している。報道によると、現在は契約交渉の最終段階にあるとのこと。なお、実写版スティッチは全編CGで描かれる。
さらに本作には、オリジナル版でナニの声を担当したティア・カレルがミセス・ケコア役、同じく「ハセガワ・フルーツ」の主人・ハセガワさんを演じていたエイミー・ヒルがトゥトゥ役として復帰。ミセス・ケコア&トゥトゥは実写版のオリジナル・キャラクターだ。
そのほか出演者には、リロ役に新人マイア・ケアロハ、姉のナニ役に「マイ・ブロック」シーズン4のシドニー・エリザベス・エグドン、コブラ・バブルズ役にコートニー・B・ヴァンス、ナニの恋人・デイヴィッド役にカイポ・ドゥドワ。なお、デイヴィッド役にはカヒアウ・マチャドが起用されていたが、SNS上で差別的な言葉を使用していたことが指摘されて降板となった。
また、スティッチを生んだ天才科学者・ジャンバ博士役には『ハングオーバー!』シリーズのザック・ガリフィアナキス、エイリアンのプリークリー役には実写版『アラジン』(2019)アンダース王子役のビリー・マグヌッセンが起用されている。
監督は、実写&ストップモーションを融合させたA24映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』(2023年6月日本公開)で高く評価されたディーン・フライシャー・キャンプ。脚本は『モアナと伝説の海』(2016)に携わったクリス・K・T・ブライト、製作は『アラジン』(2018)のダン・リン&ジョナサン・アイリヒ。
アニメ映画『リロ・アンド・スティッチ』は、ハワイを舞台に、人間の少女・リロとエイリアン・スティッチの交流を描いた人気作。のちに『ヒックとドラゴン』シリーズを手がけるディーン・デュボア&クリス・サンダースが脚本・監督を務め、続編やテレビ版も製作される大ヒットシリーズとなった。
実写映画版『リロ&スティッチ(原題)』はディズニープラスにて配信予定。
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Source: The Hollywood Reporter