「ストレンジャー・シングス」マックス役、イレブンとの関係が恋しくて仕方ない ─ 悩みを抱えるエルとマックス、「ふたりは支え合えたはず」

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016−)では、“裏側の世界”に潜む怪物に子どもたちが団結して立ち向かう物語だが、その過程で描かれる子どもたちの友情も見どころのひとつだ。シーズン4におけるキーキャラクターであるマックスとしておなじみのセイディー・シンクは、イレブンことエルとの友人関係を恋しく思っているという。
この記事には、「ストレンジャー・シングス」シーズン4のネタバレが含まれています。
「ストレンジャー・シングス」シーズン2にてエルは、マックスというビリーの妹と初対面を果たした。はじめはマイクとの関係性を勘違いしたことから、エルはマックスのことを誤解してしまう。この初対面こそ少しばかり険悪な雰囲気が漂っていたが、シーズン3ではふたりの新たな友情が描かれた。エルがマイクとの関係性に悩む中、マックスが相談に乗り、新しくできたスターコートモールでショッピングしたり、仲良く一緒にお泊りしたりなど、女の子だけで楽しむ姿が映し出されたのである。
ところが、シーズン3で起きた衝撃の展開をきっかけに、エルはウィルをはじめとするバイヤーズ家とともに、ホーキンスを離れ、カリフォルニアへと引っ越していった。シーズン4では、エルが転校した先でほかの生徒たちからいじめられており、一方のホーキンスにいるマックスもまた、ビリーを目の前で失った悲しみから心を閉す姿が描かれている。
もしもマックスとエルが今も一緒にいたら、お互いに助け合い、心に癒やしをもたらすことができたのではないだろうか。そう思わずにいられなかったのは、セイディー・シンクも同じのようだ。米Varietyのインタビューにてセイディーは、マックスにとってもエルにとっても、お互いがいかに大切な存在であるのかを明かしている。
「シーズン3のマックスとイレブンの関係で最高だったのは、イレブンがほかの女の子たちとは明らかに違うところでした。マックスも普通の女の子とは違うので、お互いに仲間を見つけて、すごく上手くいっていたんです。それにこれはマックスが初めて築き上げた女性との友情のひとつだと思うんです。だから、このタイミングでエルがいなくなってしまったというのは、本当に辛かったはず。イレブンのような安心して心を開けるような存在がいれば、マックスのためになったのではないでしょうか。それはイレブンも同じで、新しい環境といじめを乗り越えるために、マックスがそばにいたほうがよかったと思います。背中を押してくれるような人がいれば、助けになったでしょう。ふたりはたくさん支え合うことができましたよ。」
兄を失った悲しみからかつての仲間たちとも距離を置いたマックス、ホッパーという父親的存在を失い、恋人とも離れ新生活に馴染めずにいたエル。このふたりがまさに必要としていたのは、シーズン3で絆を深めた友たちだったのかもしれない。シーズン4 Vol.2にてふたりが再会することに期待したいが、果たしてどんな展開が待ち構えているのか……。
Source:Variety