ジョージ・クルーニー監督&コーエン兄弟脚本『サバービコン 仮面を被った街』5月4日公開決定!主演はマット・デイモン

映画監督としても精力的に活躍する俳優ジョージ・クルーニー、そして『ファーゴ』(1996)や『ノーカントリー』(2007)などで知られるジョエル&イーサン・コーエンが、監督と脚本家としてついにタッグを組んだ。新作映画「Suburbicon(原題)」が、邦題『サバービコン 仮面を被った街』として、2018年5月4日(金)より日本公開される。
ハリウッドの名だたる俳優陣から慕われ、『グッドナイト&グッドラック』(2005)でアカデミー監督賞にノミネートされたクルーニーと、2度のアカデミー賞脚本賞に輝くコーエン兄弟による本作は、2017年のべネチア国際映画祭コンペティション部門にて、アカデミー賞をはじめ2017~2018年の賞レースを賑わせた『シェイプ・オブ・ウォーター』(2018)と争った話題作。豪華スターの競演、そしてコーエン兄弟ならではの“ひねり”の効いたストーリーテリングにご注目いただきたい。

アメリカン・ドリームの街、サバービコン。ある黒人一家の隣家に暮らすロッジ家で、ある日、自宅に強盗が侵入する。事件で母親を亡くした幼い息子ニッキーは悲しみにくれるが、やがて恐ろしい事態が身近で起きていることに気づくのだった。ニッキーに命の危険が迫る中、黒人一家が住人たちの知られざるドス黒い一面をあぶりだしていく。彼の助けに応えてくれるのは父親か、母親がわりの伯母か、それとも警察なのか……。
コーエン兄弟が仕掛けるのは、1950年代の郊外住宅で起こった人種差別暴動をモチーフに、理想的な家族や街、そして理想的なアメリカのメッキがはがれていく過程を描くドラマ。このストーリーを、監督としてのジョージ・クルーニーは、巨匠アルフレッド・ヒッチコックやデヴィッド・リンチばりのサスペンス劇として演出しているという。
主演を務めるのは『オーシャンズ11』シリーズなどでクルーニーと共演したマット・デイモン。本作では家庭的で平凡な父親としての顔に、驚くべき秘密を隠した人物に扮している。命を落とす妻と、その双子の姉の二役を演じるのは、数々の賞に輝く名優にして、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)での怪演が記憶に新しいジュリアン・ムーア。さらに『スター・ウォーズ』新3部作や、コーエン兄弟が手がけた『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013)のオスカー・アイザックが豪華競演を繰り広げる。
映画『サバービコン 仮面を被った街』は2018年5月4日(金)より全国ロードショー。
(文:Takatoshi Inagaki)
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