マット・デイモンのクセがすごい!人間不信エンタメ『サバ―ビコン 仮面を被った街』でむちむちに

ハンドグリッパーのクセじゃ!
ジョージ・クルーニー監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本最新作『サバ―ビコン 仮面を被った街』より、クセがすごい本編映像がリリースされた。
こちらは、妻を強盗に殺され、傷心のガードナー・ロッジ(マット・デイモン)の元に警官が訪れるというシーン。捜査状況の進捗を報告しにきたであろう、警官の訪問を進んで受け入れるかと思いきや居留守を使おうとするガードナー。一点を見つめ、ひたすらハンドグリップに集中するマット・デイモンの姿はどこか滑稽な印象だ。さらにはその顔面にはなぜか殴られたような形跡も見られる。全身に怪しさが漂うガードナーの異常な様子に、警官も訝しげ。肝心の捜査状況を問うガードナーに対し、警官はなぜかマフィアが殺されたという事実を告げるのみ…。

マット・デイモンは劇中の時代にあった体格を探し求めて、当時の写真を研究。「50年代の男は現代人のように運動をしなかった。細身かでっぷり太っているかのどちらかだった」と分析し、「僕の祖父が太っている方だったので、祖父に体格を似せようと思った」と明かし、体重を増量して撮影に臨むなどの工夫を施したという。近年では、『オデッセイ』(2015)で火星での究極のぼっち体験を演じきり、さらには映画『ダウンサイズ』(2018)で身長13cmの極小人間を演じるなど幅広い役柄を演じ続けているマット・デイモン。本作での、ちょっとぽっちゃりした冴えないファミリーマン、ガードナー・ロッジ役にどんなスパイスを加えてくれるのか、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックらが演じる同じくクセがすごいキャラクターたちとの共演にも期待したい。

映画『サバ―ビコン 仮面を被った街』は、2017年のべネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』(2018)と人気を分け合った話題作。主演は『オーシャンズ11』シリーズなどでクルーニーと組んでいるマット・デイモン。『ボーン・アイデンティティー』シリーズでアクション・スターとして活躍するかたわら『オデッセイ』など3作でアカデミー賞候補になっている彼が、今回は平凡なファミリーマンの顔の裏に驚きの秘密を隠したクセモノの主人公を嬉々として演じている。
さらに、『アリスのままで』(2014)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーア、コーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013)で脚光を浴び、近年では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)でレジスタンス・パイロット役を演じたオスカー・アイザックが出演。賞レース常連の演技派スターたちが豪華な共演を繰り広げる。
映画『サバ―ビコン 仮面を被った街』は、2018年5月4日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。
『サバ―ビコン 仮面を被った街』公式サイト:http://suburbicon.jp/