『頭文字D』ハリウッド実写映画、『ワイスピ』ハン役サン・カンが監督へ ─ 「『ロッキー』や『ベスト・キッド』に近い」

『ワイルド・スピード』シリーズのハン役で知られるサン・カンが、日本発の大人気漫画「頭文字D」を実写映画化することがわかった。香港のSouth China Morning Postで明かしている。
しげの秀一による「頭文字D」は、峠道を高速走行する走り屋の若者たちを描いた大人気漫画。1995年から2013年まで「週刊ヤングマガジン」で連載され、多くのレーシングドライバーたちに影響を与えたことで知られる。1998年にはテレビアニメも放送開始となった。
プライベートから大の車好きとして知られるサン・カンは、実写映画化企画で監督を務める。カンは企画の中身について「車とドリフトとか、カッコいいもの」とシンプルに表現しながら、作風を「『ロッキー』や『ベスト・キッド』に近いです。自分の車愛を表現できる、楽しくて、大きな予算のついた映画です」と予告している。直近では、カーレースを題材に少年の成長物語を描いた『グランツーリスモ』(2023)が公開された。
現時点で、配給担当や製作会社の名前は明かされていないが、“大きな予算”が見込まれていることから、大手スタジオがバックにつく可能性もありそうだ。「頭文字D」の実写映画化は、2005年に香港で『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE』が製作されているが、初のハリウッド映画化となるか。
『ワイルド・スピード』シリーズのハン役で一躍ブレイクを果たしたカンは、2012年にミニシリーズ「Acting for Action with Sung Kang」で監督デビュー。2022年にはホラー・コメディ『Shaky Shivers(原題)』で初の長編監督作品を手がけた。実現すれば監督作品3作目となる「頭文字D」映画化企画は、カンの野心作としても期待できそうだ。
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Source:South ChinaMorning Post