スーパーマンの死と復活、『バットマンvsスーパーマン』と『ジャスティス・リーグ』で全く同じ瞬間に起こる ─ 「偶然ではない」とザック・スナイダー監督

ザック・スナイダー監督によるDC映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(アルティメット・エディション)と『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の2作に驚くべき仕掛けが隠されているとして、ファンの間で話題になっている。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『ジャスティス・リーグ』の内容が含まれます。
『バットマン vs スーパーマン』ではスーパーマン/クラーク・ケントの死が、そして『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』ではその復活が描かれた。『バットマン vs スーパーマン』でのスーパーマンの死は2時間38分57秒に起こるが、『ジャスティス・リーグ』でスーパーマンが復活するのも、全く同じ2時間38分57秒だというのだ。
Guys I just notice something while watching BvS and #ZackSnydersJusticeLeague back to back
In BvS superman dies at 2h38:57
In ZSJL he is resurected at 2h38:57
It is the exact same time code
Zack snyder is a fucking genius for thinking about this ! pic.twitter.com/8UhdbQnydJ— Jonathan Lecomte🇫🇷 #ZackSnydersJusticeLeague (@BatfleckZSJL214) April 10, 2021
さらに興味深いことに、この2時間38分という数字にも意味があるようだ。新約聖書「ヨハネによる福音書」ではイエス・キリストによる友人ラザロの蘇生が描写されるが、それが記されているのは11章38節。11を1+1=2として2:38とすれば、聖書の内容にも一致しているのである。
スーパーマンの死と復活はともかくとして、聖書との一致についてはほとんど都市伝説のような仕掛けだ。ところが、バーチャル・イベントでこの真偽を尋ねられたスナイダー監督は「マジかよ(C’mon guys!)」と、細かな仕込みに気づかれたことに驚いた様子を見せているのである。さらに、「意図的かもしれないし、偶然かもしれない。でも偶然だとしたら、こんな偶然あります?ということは、偶然じゃないんですよ」と説明。つまり意図的なものであると、遠回しに認めているのだ。
神話のようなアプローチでスーパーヒーロー作品を映像化しているザック・スナイダー監督。超人であるスーパーマンの死と蘇生を同じタイムスタンプに描くとは、なんと手の込んだイースターエッグだろう。スナイダー作品の奥深さを物語る、興味深い仕掛けだ。
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は2021年5月26日よりダウンロード販売/デジタルレンタル先行配信開始、6月25日より4K ULTRA HD&ブルーレイ発売。『バットマン vs スーパーマン』アルティメット・エディションと同時に再生すれば、同じ瞬間にスーパーマンの死と蘇生が描かれるということだから、神秘的な鑑賞体験が楽しめるかもしれない。
▼ 『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の記事
Source:Justice Con